ヤシガニ探索のあとは
蛸獲り名人の漁師さんに
夜の漁の様子も見せていただきました。
引き潮で遠浅になった海の沖合のほうで
腰まで浸かって魚や蛸を探しています。
その様子を見ながら旅人女子たちは
童心に戻ってカニや小魚を探したりしていました。
獲れた魚は腰から垂らした紐にぶら下げていくのだそうですが、
そのぶら下げた魚をめがけてサメが追ってくることもあるそうです。
「怖くないですか?」と聞いたら、
「怖いよー。若いころはイケイケやったけど、いろいろと経験を重ねてどんどん怖くなってる」のだそう。
神の島の神の海とともに生きておられる姿を見聞きして、
人の本来の生き方とはどうなのかが少しわかったように思いました。
神秘的な夜のカベール岬、
美しい夜空、
楽しい裏話、
貴重な時間でした。
そして案内してくれた方の
「みんながこの島をもっと知って、もっと好きになってもらいたい。」
という島愛にあふれた言葉に胸あつ。
島人にとっては観光客は迷惑なんじゃないかと想像していましたが、
この言葉に救われたような気がしました。
そして、どうしてもスピ的な一面だけを見てしまいがちなんですが、
そこにはしっかりと根付いた生活があるということ、
島を愛する人たちが力を合わせて管理されているということを忘れないように、
これからもそぉっと訪れさせてもらいたいと思ったのでした。
(おわり)