リウマチと靴

2015年リウマチ白書によると、日本リウマチ友の会会員(患者さん)のうち「靴で悩んでいる・悩んでいた」という関節リウマチ患者さんは80.4%います。 私達は実際にどのように靴を選べばいいかのでしょうか?

関節リウマチ患者さんの靴の選び方・履き方について通院している病院のリハビリテーションの方に聞きました。 そもそも靴の目的として、道路の凹凸などから足を守る、足を清潔に保つ、運動要素をサポートする、保温やファッションなどがあると思います。

自分が履いている靴に注目してみてください。

ポイントは靴底がすり減っているか? 形が崩れていまるか?です そのような場合、足を守るはずの靴が、転倒や足の変形(外反母趾)をまねくことにつながる可能性があります。 関節リウマチを患わっている人にとってのおすすめの靴は? 私達にとって「良い靴」とはなんでしょうか。 「軽い靴」「脱ぎ履きしやすい靴打柔らかい靴」などをよく耳にすると思います。 それらも重要ですが、リハビリテーションの方がいうには私達リウマチ患者には関節の保護、変形の進行防止、足部の保護などがもっとも重要な目的で、その必要な条件は、

リウマチと靴選び方のポイント

  • 足の甲をひもやマジックテープで留められる
  • 足趾背側に十分な高さがあり、足趾を圧迫しない
  • 足趾の先に1~1.5 cm の余裕がある、骨突起部を圧迫しない
  • かかと部分にしっかりした芯材が入っている
  • 靴のかかとが高すぎない 足趾の付け根で曲がり、それより後方は曲がらない

です。

また靴の履き方も重要になり、かかとを靴の後方に合わせ、ひもやマジックテープなどの留め具をしっかり留めることで、前滑りによる足部変形の助長を防止できます。 ハイヒールと外反毋趾 外反毋趾には多くの原因があるといわれていよすが、その一つにハイヒールの靴があるそうです。

ハイヒールは足の前滑りを起こしやすく、足趾が靴の先に押し込められることで変形が生じやすいためです。