おすすめ本紹介です。貴志祐介【悪の教典】です。

 

問題作ですね(笑)。僕は大好きな作品です。グロテスクな描写も多いので、好き嫌いが極端に分かれると思います。

 

簡単なあらすじを書くと、学校の中にサイコパス教師がいて、だんだん化けの皮がはがれていき、終いには大量殺戮が校内で行われるというモノ。

 

上下巻合わせて900ページを超える大作ですが、なんといっても読みやすい!スラスラ読めるし、先の展開が気になってページをめくる手が止まりません。この読みやすさが拍車をかけてこの作品を面白くしているのもあるでしょうね。

 

この文章力・ストーリー・知識力は流石の貴志祐介先生、凄すぎます。

 

初めて読んだときはものすごい衝撃を受けて、こんな本があるのかと思いました。

 

上巻は物語の構成をしっかり作って、下巻で本性むき出しにして、一気にクライマックスまで突っ走るってな感じです。

 

ハスミンの大量殺戮シーンは読んでて一周回って爽快に思えてきて、笑ってしまう場面もあったり(あれ・・・もしかして俺もサイk・・・)。

 

ということでまだ読んだことがない人は是非読んでみることをオススメします。

 

 

善は急げや。明日の放課後にでも、さっそく実行しょうか。なに、ちょっと怖い思いをしてもらうだけのことやし、命まで取るとは言わんから安心やて。

そやけど、もし、それで心が壊れてしもたら、堪忍やけどな。

                            by釣井