母は北海道の山間深い、開拓農民の八人兄妹の次女として生まれている。
この時代に生まれた人は、誰でもそうであるが、自分を生家に捧げている。
だから好きな食べ物は?とかお金があったら何がしたいですか?という質問には
答えられなかった。というより、自分は何者であるのか?それすらぼんやりしていた。
母はやがて美男子の父と見合結婚をして、過酷な農作業からは解放された。
そして、つつましいちゃぶ台を囲んで新婚生活をスタートさせ
私というまれな才能を持つ天才を生んだ。
ホロスコープが分かる人なら1959年4月29日 午前2時50分 北海道帯広市 が
どのくらいすごい星になるか、わかるだろう。
やぎ座の土星(10室)は牡牛座の太陽(1ハウス)おとめ座の冥王星(6ハウス)に
正三角形を作り社会的な栄達のためには、試練が繰り返し訪れることを告げている
しかしことごとく、それをばねにしてのし上がってゆくと、それはチャンスであると。
この土星は、さそり座の海王星、かに座の火星、牡牛座の太陽と、きれいに長方形を
描いている。家庭に波乱と悲運があり、宿命的であること。霊的な宿業であること。
私の名前は「彰」だがこれは文章を整える人という意味。
アセンダントにはおひつじ座の水星が上がり、5室には獅子座の天王星、そして
金星は3室のふたご座にあり、天王星と調和している。
つまり「文才」の塊であることが分かる
残念なことだが、母に文学的な素養はなかった。特に両親に芸術的な背景もない。
つまり、母は遠い宇宙のどこから、私を運んできてくれた人だ。
家系を調べても、どこにもその痕跡はみつからない。
しかし星は、どこかにその「約束」があったことを示している。
偉大な父は、死してなお3年、いまだに経済的に私を守っている。