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2024,1,3初の長編小説「星の光源~アン・マンズフィールド・サリヴァン異聞」土井章寛著 発売されました。

97歳のお婆ちゃんが営む「蕎麦屋」に辿り着くためには

徳島の山に向かわなければならない

本当の山だぞ

 

眼下には、青く淀みながらも、激しく流れる渓流が続き

道は細く、蛇行する

 

どうしても10割の蕎麦が食べたかった

だから、ブツブツ切れる蕎麦ができた時は、心底喜んだ

美味い、いいか、本物の蕎麦はツルツルしない、ぶつぶつ切れる

甘辛く、懐かしく、そうだ、日本の原風景に入ってゆく

 

 

店主は独り。97歳。

私たちのために、この人は両手に重いどんぶりを、持って出てきた

曲がった腰で

私は飛び出して、それを受け取った

 

美味しかったよ!また来るよ!ありがとう!

彼女は別に耳が遠いわけでもないのに

私は大声で、叫んでいた