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2024,1,3初の長編小説「星の光源~アン・マンズフィールド・サリヴァン異聞」土井章寛著 発売されました。

元町の駅カフェは、その朝、それほど混んではいなかった。

奥には面接なのか商談なのか分からない、男女。

水色のシャツの短パン姿の白人オヤジ、50くらいのハゲ。

私は収まりの良い壁際の席を選んだが、そこはオヤジの隣だった。

 

私は元町で占いの個人レッスンを受けている。

まだ授業開始には時間があったので、アイスコーヒーを飲んでいたが

隣のオヤジは、クロワッサンを食べ終え、コーヒーも飲んで立ち上がろうとしていた。

 

すると彼は、トントンとわたしの肩を叩いた

振り仰ぐと、にこやかな笑顔、なにか言っている。

しかし、もごもごと、口の中ではっきり言わない。

 

私は顔で「What's?] と表現した。まじまじと彼の目を見た、しかし

彼はaaa?・・uuu・・・とはっきり言わない。わずかに

a  cup of coffee・・は聞こえたが、こうひいが、どないしたんや?

ああそうか、そのトレイをどこに下膳していいのか、分からないのか、君は?

 

OK!let's  go  together

No!No No

 

彼はNoNoNo   have a  nice day     と言って、手を振って出て行った。

 

この不思議な話を、占いの先生にすると「あなたはナンパされたのよ」

「はやり、そうですか、私もそう感じたんですよ、でもねえ」

「でもなんです?」

「わたしはこの通り、デブでハゲでちびですよ、おまけに66ですよ」

「彼らは、あなたみたいなマッチョが好きなのよ」

 

人生で初めてナンパされたが、相手が白人のオヤジとは・・

しかし、もしついて行ったら、どんな世界が落ちて来ただろう?