毎度っ〜!今日はスキヤキどないですー?
良いロース入ってまっせ〜!
タケちゃん?米吉っつあんて、不動産屋でも始めるんかいな?買い占めたはるらしいやないか?
へい?知りまへんねんけども〜。
(タケちゃんは、松本精肉店で働く丁稚である。米吉は、他に3人いる従業員全てを若狭出身者で揃えた。男2人、女2人の青年男女を自ら引き連れて松本精肉店で迎え、二組のカップルで結婚させたのである)
米吉は大日本帝国陸軍第16師団陸軍将校からの情報を聞き付け、祇園町で牛肉の販売で儲けたお金全てを祇園町北側から次々と長屋を買取り買い占めていった。
当時の祇園町長屋は舞子上がりや芸妓上がり、仲居衆が住み込んでいてあっという間に米吉の長屋買い占めは人伝いに広がっていったのである。
買い占めから2年が経過した頃・・・
昭和21年2月17日(日曜日)
日曜日である!
つまり月曜日からであった。預金封鎖が。
ついに、将校の情報どおり預金封鎖が昭和21年2月17日(日曜日)、突然新聞で発表された。
とともに銀行からは預金が少額を除いて下ろせなくなっていった。
この預金封鎖を指示したのは、あの渋沢栄一の孫、渋沢敬三大蔵大臣であった。
(渋沢 栄一は、日本の実業家である。 江戸時代末期に農民から武士に取り立てられ、のちに主君・徳川慶喜の将軍就任にともない幕臣となり、明治政府では官僚も務めた。)
2024年7月3日新札発行の1万円札に渋沢栄一が登場するのは何か恣意的な感が否めない。
これは、決して偶然ではない。
1946年といえば78年前になる。
預金封鎖当時の政府の借金額と現在の借金額。
世界情勢を鑑みるとこの現代においてもいつ預金封鎖発表されても不思議なこととは思わない。
現に今、戦後最高値を更新している株価。
何故こんなにも株価が上昇しているのか?
庶民感覚では経済が疲弊し、天災(一応天災としておく)が起こり日本はある意味ガタガタなのだが、株価は下落していくのは理解できる。 しかしこの株価上昇には違和感を感じる。
これは、余った金がいわゆる行き場を失い一部の土地、証券にながれているのである。
78年前の日本と瓜二つの現象が今、2024年起こっているのである。
歴史は繰り返される・・・
何かが起こる。世界的に。ひとつのシナリオがある。アジェンダである。