MOTO-GPアメリカズ決勝。
今朝、早起きして録画を観ました!
いやぁ・・・、なんてドラマチックな展開!!
ほんと、レースは、終わってみないと分からない。
ドラマの始まりは、
雨のMOTO2クラスから。
MOTO2決勝の直前から雨が降り出し、
レースはウェット宣言。
ほとんどのライダーがレインタイヤを選択したのですが、
その中で、ポイントリーダーのゴンザレスがスリックタイヤを選択。
ゴンザレスと言えば、昨年の日本GPで、
同じような状況でスリックタイヤを選択し、見事優勝しました。
その時、同じようにスリックを選んだのが小椋選手でしたね。
しかし、今回のゴンザレスのギャンブルは失敗に終わり、
周回遅れとなってしまいました。
そしてMOTO-GPクラスの決勝。
まだ小雨が続く中、MOTO-GPクラスもウェット宣言。
しかし、雨脚は弱く、MOTO2決勝の終盤では、
スリック勢のペースが上がってました。
ほとんどのライダーはレインタイヤを選択していましたが、
KTMのビンダーとバスティアニーニ、
そしてアプリリアの小椋選手のみがスリックタイヤを選択。
しかし、スタート進行が続く中、
雨は小降りになっていく。。。
ポールポジションのマルク・マルケスは、マシンの上でじっと考えてました。
差し出される傘もどけて、降ってくる雨を確認。
そして、スタートの3分ぐらい前?
突然、マシンを降りてピットへダッシュ!
スリックタイヤを装着したスペアマシンに跨る!
それを見たペッコをはじめライバル勢も一緒にピットへ。
そんなこんなで、スタート進行は大混乱。
通常なら、このタイミングでマシン乗換を行うライダーはピットスタートになるのですが、
台数があまりに多いため、赤旗!
これは・・・マルケスの作戦勝ちですよ。
レインタイヤでは勝てないことを悟ったマルケスは、
ポイントリーダー&ポールの自分がマシンを乗り換えることによって、
周りのライダーも続くことを期待し、
この混乱が引き起こされることを計算してたんですね。
そして赤旗がでて、レースが仕切り直しになることまで計算してたようです。
普通のライダーなら、そのままスタートし、
すぐにピットイン&マシンチェンジすると思いますが、
それだと勝てない。
なので、スタート前の行動に出たようです。
賭けに出た小椋選手ら3名からしてみれば、
やられた・・・・!
という感じですね。
そして仕切りなおして1周減算で、レーススタート。
予想通り、マルク・マルケスがスタートから飛び出し、
後続を引き離す快走。
これは、マルク・マルケスの完璧な勝利・・・!
と、思いきや。
優勝は、ペッコ・バニャイヤ!
なんと・・・
マルク・マルケスは、レース中盤に単独クラッシュ!!
えええーーーーっ!!!
叫びましたよ。
転倒後、折れた右ステップ、ペダルのまま走行を続けましたが、
さすがに万事休す。
リタイヤとなりました。
そして優勝は、復活したペッコ。
今回チャンスだったアレックス・マルケスは、
今回も2位でした。
でも、ランキングトップですよ。
しかし、それにしても、
あのままレースがスタートしていれば、
小椋選手が、物凄い結果を出していたのではないかと・・・
まぁ、しょうがないですね。
しかし、これでまた面白くなりました。