今日は、早朝からバイクでお出かけ。
ツーリングではありません。
やってきたのは、東京都立川市にある、東京都多摩環境事務所。
今日は、ここで「令和五年東京都保全地域活動ボランティア交流会」が行われるのです。
これは、里山保全地域を含む東京都の保全地域で活動する各種ボランティア団体を
集めて行われる東京都主催の交流会で、毎年行われています。
メインは、東京都からの今年度の事業報告で、
色々な活動報告を聞いてきました。
まず、「里山へGO!」の運営報告。
東京の自然にタッチ 里山へGO! (tokyo.lg.jp)
このサイト、知ってますかね?
なかなか素敵なサイトなんですが、
どれくらい認知されているんでしょうかね。
SNSに広告出したり、いろいろ東京都も頑張っています。
それから、各種体験プログラムの報告。
都内各地の保全地域で、子供向けから大人向けまで、
いろいろなプログラム(田植え、笹刈り、草刈り、クラフト)が実施されたようです。
また、企業や大学と連携した活動や、
保全活動に興味がある個人への教育や支援なども行ってます。
ただ、私たちが活動している堀之内里山保全地域では、
東京都のこれらの活動は行われていません。
東京都は、八王子市に任せた!と言ってるようなのですが・・・。
それから、保全地域の維持管理活動の報告、
各種研修実施の報告、
この研修の一つ、チェーンソーメンテナンスを先日受けさせてもらいました。
他にも、研修がいろいろあるんですが、
平日しかやってないので、なかなか参加できません。
また、各団体に、チェーンソーや刈払機、各種資材の貸与も行われていて、
その報告もありました。
ウチの団体も、刈払機2台をお借りしています。
それから、アライグマ捕獲調査の報告も。
アライグマの被害はいまだに各所で絶えないようです。
堀之内でも、毎年10頭前後が捕獲されています。
それから、「東京グリーンビズ」という新しい取り組みについて説明がありました。
東京グリーンビズ|都の基本計画|政策企画局 (tokyo.lg.jp)
東京の緑の100年後を見据えて、緑を守り、活かし、育てることを推進するものみたいです。
これまでは「守る」ことだけでしたが、
「活かし」「育てる」ことにも着目した、素晴らしい取り組みですね。
例えば、雑木林では、ただ開発から守るだけではなく、
萌芽更新をはじめとした、雑木林の再生を本格的に行う。
また、希少生物についても、ただ生息地を守るだけでなく、
繁殖まで積極的に行ったり、
外来種対策では、より踏み込んだ駆除を行ったりと、
どれも、従来より充実した内容となっています。
これらに予算も付いたようなので、
今後が楽しみですね。
それから保全地域の公有化率の報告がありました。
堀之内里山保全地域は、今年度は約4千平方メートルが私有地から東京都の土地になり、
公有化率は41%を越えました。
公有化率が低いと保全活動にも支障が出ますので、
割合が増えたのは喜ばしいこと。
でも、それでもまだ半分以上が私有地なので、制約は多いです。
そんなこんなの報告があり、質疑応答があって、
12時半に会は終了。
100年後の東京の緑を育てるためにも、
私たちの活動は続きますよ~。