今週末は、久しぶりのMOTO-GPです。
ところで最近、MOTO-GPに関する課題がいろいろ言われてます。
ロッシの後を継ぐスーパースターがいなくなって人気に陰りがとか、
バトルが減ってレースがつまらないとか、
ケガ人が増えて、応援する選手が出てこないとか・・・。
確かにいろんな見方がありますけど、
GPを見続けて30年以上の私が思うに、
決して、つまらなくなったわけではないです。
ドゥーハン無敵時代や、ロッシ無敵時代から比べると、
今の方が面白いと思いますよ。
あの頃は単調で、途中で寝ちゃいそうでした。
個人的には、1990年代前半が一番熱狂してましたねぇ。
それは、単純にシュワンツを応援していたからです。
絶対的に応援するライダーが活躍している時代は、そりゃ楽しいですよ。
が、1995年にシュワンツが引退して、
さすがにWGPへの興味は、半減しました・・・。
でも、レースそのものの魅力は感じていて、
その後も欠かさず見てました。
で、思うのですが、
今の時代は、マシン性能も拮抗して、
とびぬけた存在がないというのが特徴です。
誰が勝つか分からないという意味では面白いのですが、
そうは言っても、やっぱり3~4名に絞られた争いの方が、
集中できて良いのだと思います。
ライバル争いが拡散しちゃうと、ちょっと緊迫度が薄れちゃう感じなんですよねぇ。
マシンが完全にイコールのMOTO2でも、
トップ争いするメンバーは、やっぱり4~5名に限られるので、
そのメンバー間でのギリギリの争いが面白いです。
しかし、MOTO-GPクラスの場合、
全員がそれなりの実績と実力を持っているので、
マシン性能に差がないと、ほんとにドングリの背比べになっちゃう。
以前のストーナー、ロレンソ、ロッシ、ペドロサの4強時代とか、
その後のマルケス、ロレンソ、ロッシ、ペドロサの4強時代は、
見ごたえがありましたね。
また、1990年代前半の、
シュワンツ、レイニー、ガードナー、ローソン時代や、
シュワンツ、レイニー、ドゥーハン時代に熱狂したのも、
メンバーが限られていたからなんじゃと思います。
で、今後のカギを握るのは、やっぱりこの人。
マルク・マルケス。
いまだに、頭一つ抜け出した実力者だと思います。
今は、マシンがイマイチなので抜け出せませんが、
マシンが完調なら、チャンピオン最有力。
そうすると、これに対抗できるライダーは、おのずと限られてきて、
緊迫した展開になるのではないかと思います。
ホンダとの契約が2024年までありますが、
その後はどうなるのか?
いろいろ話題になってますね。
KTMに移籍したら、面白いと思うのですが、
ただ、最近の日本メーカーの苦戦状況を考えると、
ホンダを助けてほしい、とも思いますね。
そして、ヤマハはクアルタラロでタイトルを奪還してほしい。