ところで、我が家の小さな本棚には、
厳選された本、雑誌のみが並んでいます。
その中で、異色を放っているのが、これ。
第二次世界大戦時、ドイツ海軍が保有した潜水艦 "Uボート"
その艦長の本です。
もう、だいぶ古い本ですが、
中古本で買ったのではなく、新本で買ったのですよ。
昭和63年だって。
大学一年生の時ですな。
元々、子供のころから軍艦や軍用機は大好きで、
図鑑を眺め、プラモデルをよく作っていました。
クリスマスプレゼントは、軍艦のプラモデルで、
いつかは、1/200スケールの戦艦大和を作るんだ!
と思っていましたね。
その後、中学生になって戦車にハマり、
高校まで戦車のプラモデルばっかり作ってました。
持ってるのは、アイドルの写真集ではなく、戦車の写真集。
で、高校を卒業して大学生になると、
戦車作りの機会はなくなり・・・
そんな時に買った本です。たぶん。
それまで、潜水艦は、さほど縁がなかったのですが、
なんとなく・・・?
いや、1981年の西ドイツ映画「Uボート」は、好きでしたねぇ。
その印象がずっと残っていたのかも。
で、それから潜水艦ブームになるかというと、そうでもなく。
この本を読んだ後は、
散発的に潜水艦の本を読むぐらいで。
でも、40代前半に、図書館で潜水艦の本を借りまくって読んだ時期がありました。
だいたいドイツか旧日本海軍の潜水艦の本。
潜水艦の何が惹かれるのか、よく分かりませんが。
あの、潜水艦特有の究極の世界が、
何かピンと来たのかも。
特に、潜水艦の場合、単独行動が多いので、
自由で、
かつ艦長以下団結力があり、
軍隊にありがちな上下関係も緩く・・・
みたいなところが、好きだったのかもね。
そして、いったん劣勢になったら、
ひたすら耐え忍ぶだけ・・・というところも。
潜水艦は、守勢に回ると弱いのです。
何もできず、ただ逃げ回るしかありません。
戦時中の潜水艦の損失率は非常に高いですよね。
そんなこんなで、
この本は、なんとなく捨てられず、ずっと持っています。
また、久しぶりに読んでみようかな。