堀之内里山管理市民協議会2019.01.18 | タケシのありのまま日記

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旧名から変更しました。

先週の金曜日、

仕事を休んで薪作り作業をしてたのですが、

午後は、八王子堀之内里山管理市民協議会に参加しておりました。

この協議会は、堀之内里山保全地域で活動する団体と、

ここを管理する八王子市からなる会で、

今回、かなり久しぶりの開催となりました。

参加団体は、私が代表を務める「ユギ里山保全チーム」のほか、

「里山農業クラブ」さん、「多摩丘陵の自然を守る会」さんです。

八王子市からは、環境保全課の方が参加されました。


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こちらは、保全地域の全体図。

当チームの畑は、下のNo.35です。

他の二団体は、水田や畑の耕作、

希少動植物の保全などを行っています。


そして、会議では久しぶりと言うこともあって、

それぞれ現況を報告しあい、

市への要望などを出しました。


◆現況
里山農業クラブさんは、徐々に耕作する田んぼが減ってきていて、最盛期では13枚あった田んぼが、現在は5枚まで減少。
主な活動は、現在の田んぼの維持と、幼稚園の田んぼ体験の支援。
会員は減少していて現在は10名弱。常に活動しているのは5名前後。
会員がみな高齢化していて、今後何年継続できるかわからない、とのこと。

多摩丘陵の自然を守る会さんは、田んぼの耕作は昨年で最後。
今年はもう無理。田んぼの維持は、別の団体にお願いする方向で。
希少動植物の保護をメインでやっていく。

◆八王子市から
保全地域の看板を設置する予定。

◆今後
各団体、後継者や人員不足が最大の課題なので、
八王子市が里山に関心のある人を集めるような動きをしていく。
堀之内里山保全地域協議会は、今後は合同活動を増やしていき、
そういう場に、八王子市が集めた人を参加させる方向で。
そのために、今回のような話し合いの場を、今後はもっと増やしていきたい。

◆その他
トイレ設置のお願いをしたところ、八王子市としてはなかなかすぐには難しい・・・
ということでしたが、里山農業クラブさんのトイレを使ってよいということになりました。
それと、水道も欲しいという話をしたところ、
水道そのものは、畑の近くまで来ているので、なんとかなるのではないか?
と言うことで、東京都に働きかけてみるということでした。


と、以上ような内容が話し合われ、有意義な時間となりました。

これまで、八王子市も東京都も、

この堀之内里山保全地域に対する動きが鈍く、

不満を募らせていたのですが、

今回、八王子市側が動き出したように感じられ、

今後が期待できます~。


なお、保全団体の後継者不足や高齢化は深刻です。

いつかは途絶えてしまいそう。

でも、行政やCSRに関心のある企業が、

さらに積極的に関与してもらえると、

なんとかなると思うのですが。