子供の頃は分からなかったけど、
大人になって分かったことの一つが、
組織とは、保身のためにある、
ということでした。
保身のために組織に属すのだけど、
でも、その組織の中でも、保身が一番の目的。
できるだけ責任は負わないように、
できるだけ誰にも責められないように、



そうやって安泰に過ごす。
若い時は、そういうのが嫌で、
ぬるま湯に浸かるようなことはしたくない!
と思っていましたが、
オジサンになってみると、保身第一になる気持ちは、よく分かります。
みんな、怖いんですよ。
怖い。この世が怖いんです。
だって、誰かに責められたり、非難されて、まったく平気な人ってほとんどいないですよね。
この世が怖くなければ、誰に何を言われようが、全然平気なはず。
なんで怖いかって言うと、
自分と言う存在の意味、価値が分からないから、だと思います。
人によって、その対処法は様々です。
自らの価値を上げるため努力したり、
逆に、自分を低く見せたり。
私も、典型的な自己否定タイプなんで、
自分の価値を上げるために色々努力してきましたけど、
結局挫折したわけです。

今でも誰かに非難されたりすると、めっちゃストレスですし、恐怖を感じますけど、
若いころと違うのは、相手も同じように怖れているのが分かってきたことです。
怒っている人も、怖れから怒っているわけで、
怖れていなければ、怒りなんて出てこない。
みんな同じ。



たしかに、組織では保身が多いけど、
でもそれだけじゃない。
分かち合いという素晴らしいものがある。
きっと、誰もがこれに惹かれてもいるはず。
例えば、歓びを分かち合えたら嬉しいですし。

そういう組織は、とても活性化するでしょうね。
私が町内で、ビオトープの保全活動をやってるのも、
色んな人たちと分かち合いたいからなんだろうな。。。と思います。
対立するためではなく。
これを、いつも忘れないようにしたいな~と思いますね。