職場で、コンプライアンス担当なんですけど、
昔に比べると、コンプライアンスに厳しくなりましたねー。
法令遵守はもちろん、
倫理について問われることが多くなりました。
しかし、この倫理ってやつ。
昔から、倫理観について、あれこれ考えてきましたけど、
絶対的な倫理ってのは、
ない。
今では、そう思います。
平たく言うと、
これが「正しい」
という、「正しさ」の基準が、
ありそうで、実は、ない、のだと思います。
私も、以前は、「正しい」ということに、非常にこだわっていました。
でも、何が「正しい」のか、
わかんないんですよ。
逆に、
「正しい」ことに拘ることの弊害を感じるようになりました。
「正しい」ためなら、なんでも許される。
「正しい」ことが絶対。
人は、簡単に、そんな思い込みを持ってしまいます。
そして、その「正しい」という思い込みが、
実は、自分を苦しめている元凶だ、ということが分かりました。
正しくない自分が、許せないのです。
ありのままの自分では、ダメなんですよ。
こう、あらねばならぬ。
自分で、自分の首を絞め続けていたことが分かったので、
あるときから、それを止めるようにしました。

よく、ありのままの自分を認めよう、と言われますが、
まさにその通りなんですけど、
それが、実は、もの凄く難しいことなんだ!

ということも思います。
それぐらい、「正しいこと」への拘りってのは、凄いんです。
だから、「正しい」「正しくない」という判断そのものを、
できるだけ、しないようにしています。
そもそも、
ありのままの自分を認める、
という表現では、まだ全然物足りなくて、
自分を、無条件で愛する
ってことなんですよね。
何の条件もなし、です。
例えるならば、
平原綾香さんの「おひさま~たいせつなあなたへ~」を、
自分が自分に対して歌う感じです。(笑)