MOTO-GP最終戦バレンシアGP、終わりました。
最後尾スタートだったロッシは4位まで追い上げるも、
タイトル争いをしていたロレンソが、ホンダ勢のマルケス、ペドロサを抑えて優勝したので、
逆転でロレンソのチャンピオン決定!
まさに、劇的な幕切れとなりました。。。
そしてロッシは、レース後に怒り爆発。

マルケスは、わざとロレンソを抜かなかった!これは八百長だ!!と。
まぁ~~、たしかに、結果的にそのような形になっちゃったねぇ。。。
しかし、マルケスが故意だったとしても、
以前から、チャンピオン争いの当事者以外のライダーが、
チャンピオン争いの片方を援護する、というのは当然のようにありましたし。
思い出したのは、1990年だったかな。
125ccで、カピロッシが初めてチャンピオンを決めた、その年の最終戦。
タイトル争いのライバルだった、ハンス・スパーン(たしかオランダ?)に対し、
カピロッシと同じイタリア人ライダーが、寄ってたかってハンス・スパーンの邪魔をし、
カピロッシがタイトルを決めたシーン。
あの時も、ハンス・スパーンは激怒してましたね~。
しかも、4~5人に邪魔されてましたから。
ありゃ、怒るわ!(笑)
ま、ロッシの場合、敵を作らないということも、チャンピオン争いには必要、
ということでしょうか・・・。
さて、早くも一昨日から来年に向けた合同テストが始まりました。
今回の目玉は、なんといっても、
ブリヂストンタイヤからミシュランタイヤになったことと、
電子制御がハード・ソフト共に全車共通になったこと。
評判の良かったブリヂストンタイヤから、どう変わるか?
という点が注目されてましたが、
リアタイヤは評判良いですね。ブリヂストンよりも良い感じ。
それに対してフロントタイヤは評判悪くて、何人もフロントから転倒してました。
でも、出だしとしては良いのではないでしょうか。さすが、ミシュラン。
電子制御は、来年から共通のハード・ソフトを使います。
近年は、電子制御の良しあしが性能を決める部分が大きくなっていて、
今年から復活したスズキも、電子制御の改善に苦労していたようです。
で、ロッシもコメントしていましたが、今回の共通電子制御は、先祖返りしたみたい・・・だそう。
特に、ホンダやヤマハは電子制御が進んでましたから、かなり後退した模様。
ライダーの仕事量が、ぐんと増える、とロッシも言ってます。
ただ、それはそれでチャンスとも捉えているようですね。
チャンスという意味では、スズキもチャンス。
追いつけなかった電子制御が、同じものになるわけですから、
純粋に、電子制御以外のバイクの性能アップに注力できる。
ただ、メーカーとしては、電子制御はもっと追求したいのだと思いますが・・・。
市販車にも応用できますし。
でも、レースとしては、あまりに電子制御が進むと、ライダーのテクニックよりも、
電子制御のソフトの出来が左右するようになり、スポーツとしてどうなのよ?
というジレンマがありますね。
それを危惧したドルナは、賢明な選択をしたと思います。