読書感想です。
還らざる若き英雄たちの伝説 ~潜水艦戦記~
著:岡之雄ほか
著:岡之雄ほか
太平洋戦争中、潜水艦の乗組員だった人たちの物語です。
4人の著者が、それぞれの経験を書いています。
やっぱり、潜水艦の話は、何か惹かれるものがありますね。
うまく説明できませんが、たぶん潜水艦独特の乗員の一体感みたいなものに惹かれるのかもしれません。
潜水艦以外の、特に大型の軍艦では、上下関係が厳しく、士官と兵の間には厳然たる壁があったそうです。
しかし、潜水艦では、狭い艦内での生活のためか、一蓮托生という気持ちのためか、
上下関係がゆるく、和気藹々とした雰囲気だったようです。
また、潜水艦は比較的単独行動が多く、一匹狼的なところもあって、
それが自由な雰囲気に繋がり、そういうところがまた共感を感じるのだと思いますね。
まだまだ、潜水艦の本は続きそうです。