読書感想です。
バイクで駆けるインドシナ1万キロ
著:賀曽利隆
著:賀曽利隆
毎度の賀曽利さんの本です。
今回は、タイ、ラオス、ベトナム、カンボジアをバイクで旅するお話。
といっても、1990年代前半のこと。
まだまだカンボジアやラオスは内戦や紛争のため危険とされていた頃ですし、

ベトナムもまだまだ今のように開放されていなかった頃なので、
大変な苦労の末にバイクを持ち込んでの旅となりました。
国境で足止めを食らったり、バイクが引き取れなかったり、様々な困難がやってきますが、
それを乗り越えていくところは感動的です。

やっぱり賀曽利さんの熱意が人を動かすのでしょうね。
たくさんの人の協力によって、道が開かれていくのがよく分かりました。
現地の役人は前例が無いということで頑なに拒否するのですが、
周囲の人々が応援してくれるのです。
ベトナムへのバイクによる入国の壁は、さすがに厚く、万事休すとなりますが、
飛行機にバイクを積み込んで、空からベトナムに入国!
いやいや、その行動力は本当に素晴らしい。
また、インドシナ半島は、メコン川という大河や平原、山岳地帯、そして南の海など、
色々な景色があって、とっても楽しそう!
いつか行きたいな~。