CLOSER TO THE EDGE | タケシのありのまま日記

タケシのありのまま日記

旧名から変更しました。

今日は午前年休を取って、なんと映画を見てきましたっ!!にひひ

観に行ったのは、CLOSER TO THE EDGE という、知る人ぞ知る映画。

東京は、渋谷でしか上映してません。

世界で最も危険なバイクレースと言われる、マン島TTレースを舞台にした映画。

一般的なレースは安全性の高いサーキットで行われますが、

このマン島TTレースは、今でも公道を使って行います。公道は、普通の片側1車線の道。
 
島の一周60kmのコースを長いレースで5~6周します。

非常に危険で、100年以上の歴史のなかで、250名を超えるライダーが亡くなっています。
 
数年前には日本の前田選手が亡くなったのが、記憶に新しいです。
 
だって、昔こそ平均時速60kmぐらいでしたが、今では平均時速200kmを越えますから。
 
最高速に至っては時速320km!
 
バイクが高性能化するに従い、ますます厳しい条件!

映画は、ドキュメンタリー風に、2010年の実際のレースを、

トップライダーであるガイ・マーティンを中心に描いたものです。


いやぁ。。。イイ。イイよ~。ラブラブ!

映画を観ながらも涙し、見終わった直後、お昼ご飯を食べている間も、また思い出しては涙でした。。。


何がそんなにいいのか、興味のない方にはさっぱり分からないと思います。(笑)

イギリスの民家が立ち並ぶ(マン島はイギリスの島)一本道を、

とんでもないスピードで疾走する、その姿に心が震えるのですよ。

特に、草原に覆われた山岳丘陵地帯を駆け上がっていくバイク、

これを空撮で捉えている映像が、たまらなく痺れます。。。ラブラブ!


ですが、やはり、事故は起こります。

ガイのライバルの一人がクラッシュして即死。

そして、その亡くなったライダーの奥さんのインタビュー映像が流れます。

主人は幸せでした。
私は、人生は楽しむ為にあると思っているので、全てを受入れます。


このインタビューは、事故のすぐ後に撮られたそうなのですが、

小さい子供を抱えた奥さんのこの言葉は、

ものすごく重みがあったし、涙ボロボロでした。


そして、ガイも最終レースでトップに立ちながら、

時速270kmという速度でバイクのバランスを失い塀に激突。

バイクは大炎上し、ガイは数100mも吹っ飛ばされました。

しかし、奇跡的に肋骨の骨折だけですみます。

映画の最後は、入院しているガイのインタビュー。

来年も走るよ、と・・・。


映画の中で、誰かが言ってました。

このレースに出るライダーは頭がイカれてる!と。

世界GPの選手でさえ、このレースは危険すぎて出ないぐらいですから。。。
 

実は、以前からこのレースの存在は知っているものの、

あまり関心がありませんでした。

いや、関心が無いというか、嫌悪感を抱いていて、近寄らなかったというほうが正確です。

こんな危険なレースに出る連中が理解できなかったし、

レースの存在する意味も分かりませんでした。
 
なんで、こんな危険極まりないレースが、今でも存在しているのか?

でも、嫌悪感を抱いていたのだけど、何か心にひっかかるものがありました。

それが、ここ最近になって、急速にこのレースに対する関心が強まってきたのです。

そして、この映画を観終わったとき、

このレースのライダー達に対する見方が、全く違っていることに気が付きました。

うまく表現できないのですが・・・

愛おしさと言うか、なんと言うか・・・自由、純粋、ありのまま、etc...

生きる、ということを深く感じさせる映画です。
 
 
予告編を見つけたので・・・