最近、こんな本を読みました。
里山公園と「市民の森」づくりの物語 ~よこはま舞岡公園と新治での実践~
著:浅羽良和
著:浅羽良和
横浜市役所で公園整備の職についていた筆者が、
里山公園を計画し、市民と協力して作り上げていくまでのお話です。
お役所というと堅物、という印象が強いですが、
熱意をもって素晴らしい仕事をされる方も、たくさんいらっしゃるのですね。
住宅街の一角に残った里山を保全し、公園として整備する為、
土地の地権者の理解を得、保全に参加してくれる市民を募集し、
市民に情報や教育の機会を与え、市民が中心となった里山保全を実現しているそうです。
う~ん、ぜひ八王子でも同じようなことができるといいですね!
私が関わる、堀之内里山保全地域では、
私の所属する団体を含め、市民ボランティアの団体が複数活動していますが、
どこも高齢化とメンバの減少により、活動が停滞している感じです。
それぞれの団体が募集活動や啓蒙など行っていますが、
行政からの支援は、あまりありません。
この里山を守るぞ!という行政の意思表示みたいなものが欲しいなぁと思いますね。
また、由木めぐみ野緑地でも、ただそこに緑地が存在している、という感じで、
住民への積極的な働きかけはありません。
住民が、緑地や里山に対する関心が薄ければ、マイナス要素しか目に付かなくなり、
害虫や蛇が出る!とか、暗くて危ないとか、不法投棄を招くとか、
そういう苦情しか出てこなくなります。
私が、由木めぐみ野緑地で活動を始めたのも、その危機感があったためです。
このままでは、緑地不要論が出かねない、と思ったのです。
そこで、こうやってブログなどで緑地の素晴らしさをアピールしていますが、
これを行政でもやって欲しい。
行政が、この緑地は素晴らしいんだ!ということを近隣住民に示して欲しい。
でないと、八王子市がわざわざ緑地を購入した意味が無いと思うのです。
(この緑地は、撤退した旧都市公団が手放し、それを八王子市が購入しました。)
行政とのパイプを少しずつ増やしていきたいですね。
そしたら、色々な出会いがありそうですし。
その意味では、今年度、自治会の理事長という立場は、チャンスでもあります。
