ビオトープ再生技術入門 | タケシのありのまま日記

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旧名から変更しました。

こんな本読みました。
 
ビオトープ再生技術入門 ~ビオトープ管理士へのいざない~
著:養父 志乃夫
 
第1部 自然再生工法の基礎知識
第2部 自然再生工事の実例
 
 
ビオトープの本を初めて読んでみたのですが、
 
奥が深いですね~。
 
いやはや・・・ビオトープを作るのに、こんなに色々工夫が必要なのですね。
 
今回は、ビオトープの工事よりも、その維持管理方法が知りたかったのですが、
 
工事の話も面白かったです。
 
で、維持管理方法で印象に残ったのは、やはり維持管理は、なかなか大変だゾ!ということですね。
 
でも、ちょっとした工夫で、色々コントロールもできるのですね。
 
草刈りのやり方も、工夫することによって、育成する野草の種類を変えられるようです。
 
由木めぐみ野公園の西側斜面は、現在、雑草がわんさか生えてますが、
 
雑草の種類は雑多です。唯一、葛だけが全体を覆う感じで。
 
これを、刈り方を工夫することによって、ススキの草原にしたり、
 
短草の草原にしたり、出来そうです。
 
この斜面は広いので、区域を分けて、変化を付けたいですね。
 
それから、これまで公園で刈り取った雑草は、その場に放置していましたが、
 
放置のデメリットが色々あるようです。
 
放置された草が腐って、養分になるのですが、結局これがまた新たな雑草の養分になるわけで、
 
雑草を促進していることになります。
 
また、この腐った雑草から流れ出した栄養価の高い水が、池に流れ込むと、
 
池の富栄養化を促進してしまい、水質悪化に繋がります。
 
ですが、刈り取った雑草は、小動物や昆虫の隠れ家にもなりますので、
 
その辺りの配慮が必要です。
 
 
ということで、色々勉強になる本でした。