紀伊半島ツーリング(6) | タケシのありのまま日記

タケシのありのまま日記

旧名から変更しました。

県道53から再び国道168号線に戻り、少し南下した後、また県道53に入って西に向かいます。
 
天川高野山線というそうです。
 
そう、次の目的地は高野山。
 
それにしても、この県道は気持ちいいなぁ。
 
適度に広いので安心して走れる。
 
勿論、車もほとんどいないしね♪
 
と思っていたら・・・猛烈な眠気が襲ってきました。(笑)
 
だって温泉入ってご飯食べた直後ですからね。
 
そりゃ、眠くなるわな。ぐぅぐぅ
 
しかも早起きの毎日だし。
 
うわ~、もうダメだ~と思っていたら、丁度良いところに駐車場と公園らしきスペースが。
 
高野豆腐の体験コーナーなんて看板が出ていますが、
 
そっちには目もくれずに(笑)公園のほうに歩いていって、ベンチにごろんと寝転がりました。
 
そうそう、この頃には雨もやんで、道路も乾き始めていたのです。
 
気持ちいいそよ風と、雲を通して感じられる太陽の暖かさが心地よくて、
 
あっという間に寝落ち!
 
幸せなひと時ですね~。
 
たぶん20分ぐらい寝てたでしょうか。
 
ぱっと目が覚めたら、気分爽快!リフレッシュ!
 
再び元気よく走り始めました。
 
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奈良県から和歌山県に入る県境。
 
天狗木峠付近からの眺め。
 
まだ雨雲が低く垂れこめていますが、
 
それでも雲の高さは高くなり、
 
雨も落ちてきません。
 
 
 
 
 
 
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さすがにこの付近は、道幅も狭く、
 
山岳路です。
 
しばし休憩。
 
 
 
 
 
ここから先は、また和歌山だ!
 
 
 
 
 
峠を越えて暫く走ると、国道371号線に合流し、そこから僅かのところに高野山の奥の院がありました。
 
そういえば、高野山って和歌山でしたねー。イメージ的に奈良県でしたが。
 
いきなり大きい駐車場とたくさんの人、観光バスが出てきてびっくりって感じです。
 
それまで、そういう観光地らしい雰囲気のところがありませんでしたから。
 
駐車場にバイクを停め、そしてその頃には雨の心配もなさそうでしたので、
 
ようやく登場の一眼レフカメラを取り出し、奥の院にいざ、参拝。
 
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いやはや、やっぱり巨大です。
 
お墓がたくさんありますが、
 
そのお墓も半端じゃなくでかい。
 
というか、お墓じゃなくて慰霊
 
碑なのかな。
 
 
 
 
 
 
 
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普通と違うのは、企業の慰霊
 
碑がたくさんあること。
 
有名企業の名前が、あっち
 
にも、こっちにも。
 
これはシロアリの慰霊碑。
 
シャープとか、日産とか、
 
いろいろありました。
 
 
 
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これは何かで見たことあります。
 
新明和工業のロケット。
 
なんの慰霊碑だったかな?
(笑)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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そしてたくさんの人。
 
いやいや、この日は平日だっ
 
たのでまだ少ないのでしょうけ
 
どね。
 
ツアー客など、たくさんの人が
 
来ていました。
 
奥に進むと、昔の大名のお墓
 
がたくさん。
 
豊臣秀吉とか前田家とか、超有名人ばかりです。
 
鹿児島の島津氏の名前は見なかったなー。
 
イメージ 36
そして、ここから先は撮影禁止。
 
ここに弘法大師が眠っている
 
のですね~。
 
というか、弘法大師の魂はここ
 
には居ないのでしょうけど、
 
これだけ仰々しく祭られてい
 
ると、人々の意識によって何
 
かの魂が張り付いているように
 
も思います。ほんとは、弘法大師は、こんなに派手にして欲しくなかったんじゃないかな。イメージ 37
 
境内には、まだ桜が咲いてま
 
した。
 
雰囲気いいですね~。
 
 
 
ここはひとまず終了。
 
 
 
 
 
 

高野山の敷地は膨大で、有名な金剛峰寺は、ここからバイクで5分ほど走った場所にありました。
 
そちらに移動しましたが、その移動途中も、門前町というか、それっぽい建物がわんさかあって、
 
高野山のでかさを感じましたね。
 
イメージ 2で、
 
金剛峰寺は入り口を入ると、
 
比較的すぐにありまして、
 
あっというまに参拝が終わって
 
しまい、なんだか拍子抜け。
 
 
 
 
 
 
 
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こちらが金剛峯寺みたいです
 
が、あれ?こんなもん?
 
という感じで、少々拍子抜け。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
でも、金剛峰寺の周囲には色々な建物がありまして、
 
一つ一つじっくり観ていたら、とても時間がなりないので、人の流れに沿って人の多いほうに行ってみました。
 
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すると、こんな建物が。
 
いかにもって感じですね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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この建物が、どうやら
 
メインらしい。
 
ここですが、
 
なんとこのGW期間は
 
無料開放されていま
 
した。
 
普段は有料みたいです。
 
ならばということで中
 
に入ります。が、靴を
 
脱がなければなりません。
 
実は、ブーツの中もぐっちょりで、当然靴下も濡れていたので、躊躇したのですが、
 
仏様に「ごめんなさい」と謝ってブーツを脱ぎました。
 
案の定、私が歩いた後の板の間には、足跡がくっきり。(笑)
 
でも中に入ると畳だったので、足跡もつかなくて一安心。
 
中は撮影禁止でしたが、金ぴかのでっかい大仏様がいらっしゃいました。
 
ん?観音様かな?その辺の違いがよくわかりませんが。

イメージ 7しかし、あちこちに見事な建物がありますね。
 
風流です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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高野山散策の頃には、雲に覆われて
 
はいたものの、だいぶ明るくなり、
 
写真撮影も全く問題なしでした。
 
このように、待ち焦がれていた青空も!
 
 
いよいよこれは、天気も回復傾向か!?
 
 
 
 
ということで、高野山から次はどこに行こう?
 
全く決めていなかったので、高野山の駐車場で暫くルートを練ります。
 
天気が回復傾向とはいえ、南に向かうほど天気は悪くなるはず・・・。
 
ならば、今日の野営地は南ではなく西方向だな。
 
西方向を地図で調べていると、目に付いたのが生石高原。
 
たしか、ここには無料キャンプ場があったはず・・・。
 
とりあえず、ここを第一候補とするか。
 
でも、これからまっすぐ向かうと、まだ時間的に早いし、
 
ここからすぐの竜神スカイラインにも行ってみるか・・・。
 
竜神スカイラインは、紀伊半島の中でも有名なスカイラインで、
 
休日には関西のライダーが大挙して集まるそうです。
 
尾根伝いに南へ下るルート。途中、護摩山タワーがある休憩所が有名みたいで、
 
とりあえずそこまで走ってみて、雲の様子を見て、そこでまたルートを決めよう、と思いました。
 
高野山から竜神スカイラインはすぐです。
 
噂どおりの快適なスカイラインで、しかも前後に車もほとんどおらず、楽しい~。
 
なんといっても、路面が乾いているのが最高ですね!
 
そして尾根伝いなので、展望もよくきいて、紀伊の山々が見渡せます。
 
しかし、最初の頃は高い雲だったのですが、
 
走るにつれて徐々に低い雲が垂れ込め、
 
視界も利かなくなってきました。
 
護摩山タワーに着いた頃には、遠くに見えるはずの山々も雲に隠れて見えません。
イメージ 11
 
寒くて風も冷たい!
 
こりゃ、やっぱり南に行けば
 
行くほど、天気は悪いようです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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奥が護摩山タワー。
 
有料展望台なのでパス。(笑)
 
路面も濡れていますが、
 
霧雨みたいな細かい雨が降ってます。
 
 
 
 
なので、護摩山タワーでUターンして
 
再び北上し、
 
途中左折して県道に入って、国道480号線に。
 
川沿いの国道480号線は、田園地帯を緩やかなカーブで綴っています。ここも快適~。
 
しかし、晩御飯の買出しのため、コンビにに寄ろうと思っていたのですが、
 
コンビには全くなし!
 
途中で見つけた地元の小さいスーパーがかろうじてあり、そこで買出ししました。
 
国道を暫く走り、生石高原の看板が見えたので、わき道に入りました。
 
この県道は、以外に立派で走りやすい。ここも快適でした。
 
そしてどんどん山を登っていき、最後にたどり着いた生石高原は、素晴らしいところでした。
 
森林が途切れたと思ったら、辺りは一面の草原地帯。
 
しかも山の頂上です。
 
イメージ 13
正面には有田市街地や和歌山市街地、
 
そしてその向こうには四国まで見渡せます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 14
 
紀伊水道と四国!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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有田市街地方面。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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後ろも紀伊山地の山々。
 
ここの眺望は最高です!
 
バイクを停め、
 
嬉々として一眼レフカメラを
 
持って撮影ポイントを探し回
 
りました。
 
 
 
 
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もうこの時点で6時を過ぎて
 
いたので、日暮れまで時間がありませんから。
 
これはキャンプ場内の東屋。
 
 
 
 
 
 
 
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向こうには無線塔が見えます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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この大きい岩が草地から
 
顔を出していて、またいい感じ。
 
白い岩ですが、石灰岩っぽい?
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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草地の向こうには、展望台も。
 
この草原が、またいい感じ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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さっきの岩は、
 
こんなに飛び出している
 
のです。
 
これも絵になるなぁ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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こちらは展望台からの、
 
紀伊水道と四国。
 
手前が有田市街地と奥が和歌山市街地
 
かな?
 
 
 
 
 
 
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山頂の草原地帯。
 
いいですね~。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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さすがに陽が落ちようとしています。
 
西の空に、夕陽を期待していたのです
 
が、残念ながら見えませんでした…
 
 
 
 
 
 
 
 
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いやはや、それにしても、
 
写真を撮りまくりました。
 
昨日までほとんど撮影できなかった
 
のもありますが、
 
この眺望の素晴らしさに感動したから
 
です。
 
今回は、夕日は見ることは出来ませ
 
んでしたが、
 
もし、ここで夕日が見られたら、最高だろうなぁ~と思います。次のお楽しみか。。。
 
 
 
撮影を終えて、慌てイメージ 29てテントの設営です。
 
このキャンプ場ですが、管理人室はありま
 
したが、この時期はやってないみたいでした。
 
管理人室に人が居ても、無料らしいです。
 
でも、こんなに素晴らしいキャンプ場が
 
タダってのも、なんだかビックリです。
 
だってトイレもちゃんとしてるし、紙もあるし、
 
水道だって普通に使えるし、
 
子供用の遊具まであるし、施設も申し分ありません。

テントは、先に書いたようにびしょ濡れの状態でしたので、一旦広げて少しの間乾かしました。
 
そして、四国が見える眺望の良い芝生の場所に一人、テントを張りました。
 
隣には屋根のある東屋があって、万が一の雨にも対応可能です。
 
そうそう、この時は、もう一人ライダーがいました。
 
横浜ナンバーのRF900の男性です。
 
彼もテントを張ってましたが、お互いに邪魔しないように、離れた場所に張りました。
 
久々に、雨の無い野営です。
 
イメージ 30
目の前には、有田市街地や和歌山市街地
 
の夜景が広がります。
 
案の定、夜景目当ての車が何台かやって
 
きて、駐車場にいましたが、ここはそこから
 
少し離れているので大丈夫。
 
空には雲の隙間からお月様も見えます。
 
いやいや、最高の夜です。
 
もちろん、昨日までの野営も楽しかったです
 
けどね。
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この日は、久しぶりにテントの外で晩御飯。
 
といっても、インスタントの焼きそばですが。
 
しかし、この景色なら、
 
もし明日の朝、晴れていたら、また絶景が
 
見られそうです!
 
それを楽しみに、また夜8時ごろに
 
シュラフに潜り込みました。
 
 
つづく