さっき見ていたテレビで、最近大雨の後に流木が大量に川を流れてくるという話がありました。
山の杉林で山崩れがあり、杉が川に流れ出すそうです。
山崩れになるのは、杉山が荒れ果ててしまい、根が弱くなった杉がすぐに倒れてしまうから。
そのニュースを見ながら、鹿児島の田舎の杉山を思い出しました。
父の実家の近くに少しばかりの杉山があります。
それは、父と祖父が、戦後台湾から引き上げてきた時、一生懸命に植えた杉です。
私も子供のころ、父に連れられてよく杉山に行きました。
そこで下草刈や間伐などを手伝ったものです。
杉の苗木も植えたことがあります。
しかし、その杉山も今は荒れ放題。
父も70歳を過ぎ、山の手入れまで出来なくなってしまいました。
数年前に父と一緒に見に行きましたが、倒れた木が多く、手付かずという状態でした。
今では杉の値段が安いため、切り出すにしても赤字になってしまいます。
このまま放っておくしかないのですが、なんだかやりきれないです。
父と祖父が大切に育てた木と山のことを思うと・・・。
近くにこの山があれば、手入れをしながら少しずつ広葉樹などを植えながら、自然な雑木林にしてみたいのですが。
当然、広葉樹のほうが薪にもなりますしね。(^^)
何もかも都会に集まってきて、山のある田舎が荒廃していく。
田舎から都会に出てきた自分が言うのもなんですが、田舎を大切にしていかないといけないな、と思います。