人間関係の目的は、自分自身のどの部分を「明らかに」したいかを決定することであって、相手のどんな部分を把握し、捕まえておきたいかを決めることではない。
人間関係の目的はひとつしかない。それは人生の全てに言えることだ。目的は、ほんとうの自分は何者であるかを決め、本当の自分になること、それである。
特別な誰かに出会うまでは、自分を「何者でもない」と思うのは、とても夢があるが、真実ではない。それどころか、そう考えると、相手に本当の自分とは違うあらゆることを強いるという、信じがたい圧力をかけてしまう。
「あなたを失望させたくない」ばかりに、相手は本当の自分らしくない努力をし、自分らしくない行動をしようとして、やがてそれに耐えられなくなる。(中略)
だが、人間関係の目的は、相手に満たしてもらうことではなく、「完全な自分」つまりほんとうの自分と言う存在をまるごと、分かち合う相手を持つことだ。
(神との対話「個人的な真実について」より)
何度も何度も、この本を読み返していますが、何度読んでも心に響きます。
私は、相手のために、自分を飾っていました。
私は、相手が私を満たしてくれるか、幸せにしてくれるか、という視点が心のどこかにありました。
また、自分が相手を幸せにする、という視点も。特に夫婦関係ですね。
相手に何かをしてあげる、してもらう、という発想じゃない。
本当の自分を分かち合える、そしてそれぞれの人生を互いに豊かにできる関係にしたいです。