ハルの誕生日を記念して、ハルの誕生秘話を公開します~。
2003年、秋。待望の妊娠が判明しました。
ヒナは大喜び!その頃、ヒナは幼稚園の年中さん。いつも「赤ちゃん来て欲しい~!」と言ってたんです。七夕の短冊にもお願いを書いてました。(^_^;)
もちろん私達も、久々のことに喜びいっぱいでした。ヒナが生まれてもう5年。久々ですからね。
しかし問題が一つ。さて、どこで産もうか。。。
助産院か病院か、です。ヒナの時は大変な目に遭いましたから。。。
(ヒナの時の出産話はこちら↓)
その1:http://blogs.yahoo.co.jp/rgv_kevin/12992576.html
その2:http://blogs.yahoo.co.jp/rgv_kevin/13053500.html
その3:http://blogs.yahoo.co.jp/rgv_kevin/13267461.html
もちろん、産むのはカミさんなので、カミさんの意志に任せるつもりでした。
でも、そのカミさんも悩んでいました。また病院送りになって酷い目にあったら。。。って。
ちなみに、私はカミさんの意思を尊重しつつも、内心は助産院だとまた心配だなぁ~という思いがあったのは事実です。
でも何時までも迷っていると予約でいっぱいになってしまうので、助産院界では有名な?東京国分寺にある矢島助産院の説明会に行きました。
すると、助産婦さんはもちろん、入院している人の世話をする専門スタッフまで大勢の人が関わっていることが分かりました。
そして、なんといっても自然なお産の素晴らしさを話してくれる矢島先生の話に感銘したんです。
こうしてカミさんは決心しました。ここで産もう!
私も、ここならスタッフもたくさんいて、安心してお産ができると確信しました。
車で30分以上かかるところですが、やっぱりカミさんが納得できるところがいいですよね。
しかし、助産院で産むためには健康が一番!
その日からカミさんは「安産体操」なるVTRを借りてきてはTVの前で体操したり、毎日散歩をかかさずしたり、栄養のバランスに気をつける日々が始まりました。
ヒナのときは太りすぎ、ヒナも大きくなっちゃって難産になったのもあったので、小さく産もう!という理由もありました。
さて、ヒナのときもそうでしたが、おなかの赤ちゃんに呼びかけるために、名前をつけました。
そのとき既に「ハル」だったんです。
ヒナが付けました。5月に生まれる予定だったから、春に生まれるってことで「ハル」です。
(こんな安直な付け方がそのまま本当の名前になってしまうなんて・・・)
ハルはすくすくと大きくなりました。
検診で助産院に行くたびに、エコーで見せてもらいました。もちろんヒナも一緒に。
ウチは性別は先に分かった方がいいと思っていたので、毎回アレを探します。。。
「あ~!」
「もしかして~!」
助産婦さんや先生がエコーを見ながらニコニコしてます。
それに気が付いたヒナは、「えぇーっ!」とフクレ顔。
そう、ヒナは妹が欲しかったんです。
こうして月日はあっと言う間に流れ、いよいよ5月の連休がやってきました。
予定日は5月の半ばです。でも、GW中に産まれてくれると何かと助かると思い、常々おなかのハルに「GWになったら出ておいでね~」と呼びかけていました。
なので、もう準備万端です!
でも、1日目が終わり、2日目も終わり、3日目も・・・とだんだんGWは残り少なくなってきました。
おかしいなぁ。。。まだかなぁ。。。
そして、GW最後の5/5。
結局この日も何事もありませんでした。
あ~、明日から会社だよ~、とほほ。。。
と思いながら、明日の準備をして、さて寝ようとしていたところ・・・
「おしるしが来たみたい・・・」
カミさんが言うじゃないですか。
え!まじ?
じゃぁ、もうすぐ?
でも、おしるし来てから2日後って話もあるよ、とか話をしながら、とりあえずそれ以外に変わったところは無かったので、そのまま寝たのです。
すると、ウトウトしたころ、カミさんが「やっぱりちょっとヘン」と言うではありませんか。
暫く様子を見ていると、徐々に痛みが規則的に来ている事が分かりました。
うん、これはお産に違いない!
というとで、日付は変わって5/6の午前3時、助産院に電話しました。
すると、経産婦なんで直ぐに来るようにとのこと。
急いでヒナを起こし、荷造りをして、みんなで車に乗りました。
眠いはずですが、ここで事故ったらしゃれにならん!と思い、ひたすら注意深く運転しました。でもちょっと急いで。。。
助産院に着いたのは午前4時過ぎ。
とりあえず通された部屋は4畳半ほどの和室。
既にカミさんは痛みをこらえています。専用の台があって、そこに伏せるのです。
矢島先生や他の助産婦さんが来て診てくれました。とりあえず順調そうです。
ヒナのときのこともあるし、まだまだ時間かかるんだろうな~と思っていましたが、助産婦さんは6時には産みたいね!と言いました。
「え?6時?」
夕方の6時かな?などと思いつつ、カミさんの腰をさすります。
どうもさすり方が下手糞みたいで、いまいちのようです。しまった、練習しとくんだった。。。(--;
ヒナは一緒の部屋で、その様子をじーっと見ていました。
しばらくその状態が続いた後、カミさんは助産婦さんたちに囲まれました。
そして、旦那さんと子供はちょっと席を外してくださいといわれ、別室へ。
矢島助産院では、お産の最初のほうは女性だけで世話するという方針のためです。
まぁ、時間がかかるので、その間ずーっと子供と一緒に待ってるのも辛いですし。
しかし、再び呼ばれるまでそう時間はかかりませんでした。
たぶん20分ぐらいしか経ってないと思いますが、再びさっきの部屋にいくと・・・えっ!!
もうかなり進んでるじゃないですか!
産道も開いて、これからまさに出てくるというところだったのです。
まだまだと思っていた私はびっくりして、最初、何がなんだか分かりませんでした。
こうして、初めての立会い出産が始まりました。
私はカミさんの手を握り励まします。
助産婦さんは二人連携しながら、旨くリズムをとっています。
そして、ヒナは凄い至近距離から、その光景をじっと見ていました。
「でた!」「頭が見えたよ!」
助産婦さんがカミさんにも見えてきた頭を見せて励まします。
その後のことは、なんといったらいいんでしょうか。
衝撃的な、と言うと引いてしまう人がいるかもしれませんが、違う意味で衝撃的でした。
とにかく、涙が止まらないんです。
徐々に顔が出て胴体が出て・・・体全体が、すぽっと出て・・・。
今まで味わったことの無い感動でした。
よく出てきてくれたね・・・。
ほんとうに素晴らしいお産でした。
そして、今度は安産でほんとうに良かった。
カミさんは生まれたばかりのハルを抱いてます。
カミさんもほんとうに満足げなのが嬉しかったです。
それにヒナもハルを抱かせてもらい、とても嬉しそうでした。
こうして、朝の6時半に2950gでハルは産まれました。
物凄い安産だと思っていたのですが、助産婦さんによれば、へその緒が首に巻き付いて結構大変だったとか。
これがなければ、もっと早く出てきたわよーと言われたのには驚きました。(^^;
それにしても、いいお産だったな~としみじみ思います。
ヒナも、とてもいい経験になったことでしょう。。。