知的財産を勉強するにおいて、どの条文集を使うかで悩んでました(夏前)。
最初は、対照条文集を使おうかと思いました。
4法の類似規定が一か所にまとめられてあって、要件の相違が一瞥して把握することが可能であり、かつ、余白スペースが多いので、過去問で出題された判例の要旨や青本の記述、審査基準なども書き込めるから、サブノートとして利用できるな、と。
しかし、自分は、あえてそれを用いませんでした。
何故なら、四法のみというところが引っ掛かったからです。
確かに、出題範囲を考えると、もっとも出題される4法に重点を置いて勉強するのが点数を獲得するのに効率的だとは思います。
しかし、その他の分野(不正競争防止法・著作権法・条約)なども決して低くない割合で出題されるので、その分野に対する条文集を改めて購入すると、条文集が重複してしまい、情報の一元化が出来ないからです。
また、諸事情により、著作権法も4法と同様に重視しているので、4法を重視した勉強方法がとれないという事情もあります。
したがって、知的財産専用の六法を購入して、過去問を読みながら、出題された条文や要件などに印やマーキングをしています。
しかし、先ほどの対照条文集のメリットだった、4法の比較や余白スペースが無いので、参照箇所に印をつけたり、付箋や余白用の紙をつけたりして、余白スペースの確保に努めてます。
何かの手違いで、13年分の過去問を7月8月を使って読んだんですけど、
読み終わった後に六法を見ると、真っ黄っ黄なんです。 たまに、但書やかっこ書、「みなす」「推定する」とか「することができる」「しなければならない」など、過去問で相違を聞かれた部分は色を変えてますけど、本当に真っ黄っ黄なんです。
出題された条文にマーキングした結果、
「全部やん・・・・・」ということが分かりまして。何か重箱の隅をつつくような問題が多いということが、夏に分かりました。
とりあえず、時間がめちゃくちゃ無いので、過去問をベースに勉強してますけど、
特許法については、範囲の絞り込みについては思ったより成果が出ないな、というのが感想です。
ただ、他の法分野については、一定の成果があったし、論文の過去問を見ると、論点が重複したり、近年は、判例をとても重視する傾向があったりと、個人的にありがたいことも分かりました。
とにかく、今は、1日3時間、過去問を読んで、読みまくってやりたいと思います。
残りの時間は、別の勉強に充てたいと思います。