安保法制成立・その6 | 函館から ファイティング・レイのブログ

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 「安保法制成立・その1」で紹介した、「最後の海軍大将」井上成美提督の言葉について、より正確な内容を紹介します。
 尚、現在入手困難かもしれませんが、雑誌「歴史街道」(PHP研究所)2002年1月号に井上成美についての特集が組まれています。
 「国軍の本質は、国家の存立を擁護するにあり。他国の戦に馳せ参ずるが如きは、その本質に違反す。前(第一次)大戦に、日本が参戦せるも邪道なり。海軍が同盟(日独伊三国軍事同盟)に反対せる主たる理由は、この国軍の本質という根本観念に発する、所謂自動的参戦の問題なり。たとへ締盟国が、他より攻撃せられたる場合に於いても、自動的参戦は絶対に不賛成にして、この説は最後まで堅持して譲らざりき」。
 これは戦後1946年正月に催された旧海軍首脳部座談会の席上、当時を振り返って語った発言記録の一部です。
 今回の安保関連法制に賛成した議員にはよく読んで頂きたいものです。