~夜輝~
外にある小屋で暮らしていた。
僕には家が無かった。母親がいるのだが僕を家に入れてはくれなかった。
理由はわからない。気付いたらこうなっていたのだ。
母さんが小屋に来ると「貴方…まだ生きてたのね」と汚いものでも見るような目でそう言った。
僕には双子の妹がいた。可愛くてふわふわしてて天使のようだった。
彼女は、母さんがいない事を隙に食べ物や本などを持ってきてくれた。
小屋は木で出来ていた。丸太が何個も積み重なってる感じだ。
僕はいつもそれに絵の具で絵を描いて遊んだ。
その絵の具は妹が持ってきてくれたもので母さんはそれを見ても取り上げはしなかった。
ある日のことだ、僕が母さんの服を少し汚してしまった。
それはすぐに見つかり小屋の隅で何度も蹴られた。
時には、棒で叩かれもした。何年かの時が過ぎた。
母さんの服を汚したことを機に小屋には人がめったに来なくなった。
もちろん妹も来なくなり気付けば中学生に彼女はなっていた。

                     

つづく