白い服が染まってた

「イタリア君、君だけは」

白旗なんてもうなくて

隣で君に問い掛けた

「どうして死んでしまうんだい」

あなたも直に死んじまって


赤の鍵を携えて

俺は一人ここから出ようか

枯れた頬をつねったら

覚めるかな?


またどうかどうか 愛を

仲間の笑顔を 返しておくれ

助けて兄ちゃん 兄ちゃん ねぇ兄ちゃん

光が見えた ような気がした


枯れた声で呟いた

「なんにもない、なんにもない、時間をどうか巻き戻して」

悪いことが起きる頃

笑顔を見せた殊の外

今までの道蹴っ飛ばして


君の影がキラキラと 輝いた


「会いたい」と 泣いて 泣いて

俺の弟を 探してるよ

教えてじいちゃん じいちゃん なぁじいちゃん

鳴らぬ電話よ、あいつは何処へ?


叫ぶ 叫ぶ 感情線

ここには無い ここに 終点は無い

笑んで 泣いて 怒られて

サヨナラの声 カンカラリンドウ

みんなが言う みんなが言う

「あの頃に戻ってみせようぞ」

俺はまだ 子供のままだった


またどうか どうか 愛を

終わらない輪廻を 千切っておくれ

助けてローマ ローマ ねぇローマ

君は未だに 子供だろうか


絶えず思う 二人 一人

暮れ落ちた記憶は 取り返せずに

さよならなんて まだ ねぇまだ

クルクル回る 世界の中を


「仲間を信じて歩めや国家」