昨日のコト。

地元の合唱サークルで、

「祭りに行きたい」
「今日まで成田は祇園祭ですね」
「じゃ、行くか」

の一言で、行ってきたんです。

実は初めてだったんですが、あんなに規模の大きい伝統的なお祭りだったなんて。

最近ね、大学の影響で日本文化に対する見方が変わった気がします。

あんまり大学の学問内容のコトは触れたコトないですね。

ウチの大学は日本民俗学っていう、日本人の暮らしとか思想とか宗教観を古代から紐解いてくようなコトをやっててですね。

まあボクの専攻は日本語学って別の分野なんですが。

一応必修で基礎知識くらいは持ってます。

兎に角そんな目でお祭りなんか見てると、今まで感じる由も無かった奥にある人間模様を感じたりするワケです。

つまり簡単に言えば、成田に生きた人達の生活が見えた気がしたんです。

町人にとって祭りが神事だった頃、祭りには生活に関わる願いが込められてて。

生活の一部だったワケですよね。
生きてたんですよ、祭りにも。

今も形だけは残って、人が集まってる。

そう思うと少しだけドキドキします。

「日本文化スバラシイ!」って言っちゃってる人は、ファッションなのかと思ってたけど、

そうか、それも暮らしなんだよなぁとわかった。

別に外国文化よりどうとか、伝統を大事にとか言いたいワケじゃなくて、

生きるタメに文化があるんだってコト。

人間ってイイじゃない。

集まって酒呑んで騒ぐのも文化。

でもそうだ、昔人が環境や地域との繋がりを基盤にしていた生き方は、大事にするべきかもね。



祭りの夜って好きなんだ。

夏だなぁって。