こんにちは
靴修理・合鍵・時計電池交換のリペアガレージです。
今日は良くあるご質問!!
合鍵の合鍵についてお答えします。
合鍵作成をやっていると良く聞かれるのが・・・・
以前作った合鍵からでももう1本合鍵作ってくれる? というご質問ですね(*^o^*)
はい!これはもちろん可能ですよ~
何度も作成を重ねるとだんだんと正確に作成するのが難しくなりますが・・・・
リペアガレージでは原則お客様のご要望がある限り作成させて頂いております。
お店によっては断る人もいるみたいですが・・・・
何で断るのか?私には分かりません。。。。
ただ、合鍵の合鍵と言うのは確かに多少の問題点があってそれをちゃんと
お客さんに説明した上でお客さん了承済みなら何の問題もないと思ってます。。。
では何が問題になるのか?と言うと知らない人のために説明しますね~
知ってる人はスクロールして次の話題へ移動してください。
合鍵の合鍵と言うことは、、、
その時点でオリジナルの鍵ではなく最低でも1回は複製した鍵ということですね。
合鍵の場合、複製なので「完全一致」と言うのはあり得ないんです。
と言うことはオリジナルから合鍵を作製した場合、開錠施錠が上手くいっても
どこか軽微なズレがある可能性があるわけです。
その上で今度は作った合鍵から更に合鍵を作製しようとすると更にずれる
可能性が出て来る訳ですね~
もう少し詳しく説明しますね、合鍵を3本作るパターン↓
【パターンA】
オリジナルキー → 合鍵① (わずかなずれの可能性がある。開錠施錠できる。)
合鍵① → 合鍵② (ちょっとずれる可能性がある。開錠施錠何とかOK)
合鍵② → 合鍵③ (まあまあずれる可能性がある。解除施錠ギリギリか怪しくなる。)
と言う風にパターンAでは合鍵の作製は複製した「最新の合鍵」を毎回使用してそれを複製するので複製を重ねると
次第にあいにくくなると言う傾向があります。 なので一番最適な合鍵作成方法は以下のようにします。
【パターンB】
オリジナルキー → 合鍵①´(わずかなずれの可能性がある。開錠施錠できる。)
オリジナルキー → 合鍵②´(わずかなずれの可能性がある。開錠施錠できる。)
オリジナルキー → 合鍵③´(わずかなずれの可能性がある。開錠施錠できる。)
つまり合鍵を作るときにオリジナルキーを使いますが鍵の紛失を想定してオリジナルキーは保管しておき
普段使いに合鍵を使用することがより確実な方法と言うことになります。パターンBだと複製のたびに
オリジナルキーからの複製を繰り返しているだけなので複製した鍵がずれにくいということになりますね(*^o^*)
以上が合鍵の合鍵を作製する際の注意点で少しお勉強いただけと思いますが実はもう1点!!
複製作業する人の技量の問題も大きく影響します。
合鍵の複製はもちろん機械を使用してするわけなんですが。。。
その機械の扱い方と言うのは千差万別で個人の技量が出る部分ですね。
単純に上手い下手ですね。ただコレはお客さんから見てどう判断していいのか
分からない部分ですし、複製した鍵が合うかどうかなんてやってみて初めて
分かる部分でもあると思いますのでその辺り接客レベルやコミュ能力を見て
ある程度判断していただくのがいいかもしれませんね~
合鍵をつくる際の参考にしていただけると幸いです(*^o^*)
で今日は関連の話題でもう一つだけ!
合鍵の合鍵パターンで先日こんな来ました↓ ↓ ↓

こちらの画像の元の合鍵なんですが。。。。
型番号がH472 となっています。
基本コレと同じ型番の合鍵を使って作成するわけなんですが・・・・
今回のケースではこれがなんと鍵が一致しなかったんですね~
合鍵は次の3つの要素で成り立っていてそれぞれ一致しているかどうかを
判断して一致したら複製します。
その要素とは
鍵の幅・鍵の長さ・鍵の溝
ですね
画像の事例ではお客さんが持ってきた鍵がすでに複製で
その型番が明記されているのでそれと同じものを出して見ると
鍵の幅・鍵の溝までは一致しましたが
鍵の長さが合わない!!と言う事態に(>_<)
型番同じなので一致しないとおかしいのですが・・・・・
とすると、お客さんの持ってきた鍵を良く観察すると
鍵の先端部分が削った跡がありました。
普通合鍵を作るときに鍵の先端は削らないんですが
前面きれいに削られていました。
では何で削られているのかが分かるかと言うと
ブランクキー(まだ何も削っていない鍵)は銀色の
金属製ですが実はコレを削ると表面とは違う金色に近い
色が出てくるんですね~
この鍵は先端全面色が変わって金色になっていました。
と言うことはどういう事かというと今回お客さんが持ってきた
合鍵は実は鍵を作成する際に長さを一致したブランクキーを
使用せずに溝と鍵幅だけを合わせて合鍵を作製と思われるんですね。
つまり長さはカットできるので溝と幅さえ合わせておけば合鍵の
作成が可能になると言うことです。
合鍵はこのような感じでよく似た合鍵がたくさんあって
合鍵屋さんによっては事情は分かりませんが多少イレギュラーな方法で
合鍵を作製するひとがいます。
なので今回の事例の場合でしたらお客さんが持ってきた鍵はH472と
書いてありますがこの鍵の正確なブランクキーは隣のH268になりますね。
お客さんからしたら何で番号が変わるの?って感じになりますが。。。。
上記のような理由になっていますので合鍵の合鍵でご依頼の方は
ご了承の上ご注文くださいね~
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