世界で活躍するビニターくんを訪ねました!
このコーナーではビニター高周波装置を導入頂いたお客様のご紹介をしていきます。
宮崎市の有限会社権頭木工所さんを訪問しました
宮崎といえば、観光には楽しみなところ。
女性に人気な青島神社にシーガイヤ 高千穂峡
ゴルフ好き男性ならフェニックスカントリークラブ
サーフィンファンには木崎浜海岸 世界選手権の開催地と
権頭さんは宮崎駅より車で20分と交通の便の良いところにあります。
権頭木工所さんは昭和52年に創業 木製家具・建具の製造されています。年々売り上げを伸ばされている中、2017年秋に高周波フラッシュ接着機を導入いただきました。今年になり生産増強のために同じ団地内の広い場所を購入移転されました。
移転作業中のお忙しいところ、お時間を頂きありがとうございます。
宮崎市内でフラッシュ接着機を導入いただくのは、第1号機となります。
導入いただいたのは高周波フラッシュ接着機BONDEX-8R型(別注)特にフラッシュ接着だけではなく成型合板の接着乾燥を行いたいというご希望から別注で機械設計したもので導入頂きました。
↓標準機のカタログはこちらから
http://www.vinita.co.jp/wood/products/bondex.html
それでは導入いただいた高周波機と工場を見学させていただきます。
高周波フラッシュ接着機
成形プレス側(フラッシュ接着機の発振器利用)
高周波フラッシュ接着の作業流れは
高周波フラッシュ接着機の手前でフラッシュ芯枠に接着剤塗布、両面面材のセット
自作の成形合板用木型と種々の製品
社長の権頭さんと奥さんにお話を聞かせていただきました。
Q1.高周波フラッシュ接着機+高周波成型合板機を購入したきっかけは?
取引先さんと設計打合せの際に、製品での部屋割り、カウンターや装飾などにR形状の要望が多く、木型を自作し製作されていたそうです。しかし、『接着に長い時間プレスしているな。プレスから出してからも変形があり改善したかった』と。
数年前に山本ビニターより、ずばりの資料(高周波加熱装置)をもらっていた。このタイミングで、ものづくり補助金の利用状況の情報をもらい、この機会に高周波フラッシュ接着機導入しようと申し込んだ。
Q2.利用されている用途をお教えてください
高周波フラッシュ接着機BONDEX-8R型を単に導入するだけでなく、その発振器からもう1台のプレスで成形合板もできる装置にしてもらった。成形合板、通常はフラッシュパネルの接着やメラミンの面貼り、メラミンと薄ベニヤとの下貼りなどにもおおいに利用させてもらっている。
Q3.導入してよかった点は何ですか?
成形合板では想像以上。高周波をかければ接着剤の水分が5分で乾き、R形状も固定化できた。フラッシュ接着は小さいものでは1分以下。長尺物でも高周波接着機にかけれセットすれば1~3分以内で接着ができ、接着待ち(プレス待ち)によるタイムロス、コストロスがなくなった。また、接着剤の残留水分がほとんどなくなり、現場設置後の変形もなくなりました。
Q4.導入の決め手
お客様からの注文が増えているのに、接着の工程がネックとなって思うように生産量を増やせず、外注に頼る割合が増えていました。一時は2000万以上となっていた。ネックとなっていた接着工程を改善するべく導入を決めました。
Q5.今後の展望は?
新たな機械の導入や古い機械の入れ替えを進め、若い従業員も年々増えてきました。これからも従業員一同、技術を磨きお客様のどのようなオーダーにも応えられるようにしていきたい。そうすれば提案型営業も可能になり、新規顧客の開拓にも繋げてゆきたい。
お話ありがとうございます。
新工場の作業風景
社長さんや奥さん、従業員の皆さん、移転作業と生産のご多忙の中での工場見学、貴重なお話し頂きありがとうございました。
貴社、益々のご発展御祈願申し上げます。