世界で活躍するビニ太くんを訪ねました!
このコーナーではビニター高周波装置を導入頂いたお客様のご紹介をしていきます。
宮崎県延岡市の株式会社キサヌキさんを訪問しました。
高周波フラッシュ接着機BONDEX-15L型が設置されています。高周波機の長所はこちらから↓
http://www.vinita.co.jp/wood/products/bondex.html
宮崎県木工業界での高周波機導入は、古くから集成材(大断面)接着、床材集成接着、高周波・蒸気複合乾燥機、木箱、家具等々今までの全業種で利用いただいておりました。
今回、新たに山本ビニターが販促強化している店舗・別注家具業界で、且つ、高周波フラッシュ接着機導入の宮崎県第1号機となります。
近年は東九州自動車道もつながり、大分県の佐伯市、宮崎市内へと移動が容易になりました。
キサヌキさんの延岡市に向かう道中、土々呂町という地名。
アニメ映画のような地名が(アニメのトトロは所沢関連のようですが)。
延岡市では毎年2月には『延岡西日本マラソン』が開催されているところです。そうですよね。マラソンで有名な旭化成さんがありますね。
最近のニュースで、盆踊りのギネス記録も認定とか。
そうこうするうちに、延岡市内のキサヌキさんの到着しました。
今回、訪問したキサヌキさんは昭和41年に創業され50週年になるそうです。
↑キサヌキさんのホームページはこちらから
店舗企画施工、別注家具。取付家具・建築設計施工、照明・サイン工事等のニーズに対応してソリューションを提供されています。九州一円から関東のお仕事もされているそうです。
社長の木佐貫さんにお話を聞かせて頂きました。
高周波フラッシュ接着機を導入していかがでした?良かったことは?
・表面の品質が良くなった。特にポリ板を多く使用しており、芯跡が出なくなった。綺麗だ。
・生産性が2倍になった。1日かかるのが、半日でできる。まだ、機械に余裕がある。
・1日の作業に余裕ができた。まだまだ、生産できる。
・1液の酢ビが使えるので扱いやすい。
・機械を誰でも使用できるのがよい。従来方法では意外と熟練度がいるのです。気温の変化冬場は当然ですが、季節の変わり目、湿度、梅雨時などはなかなか接着剤が乾燥しない。
・メラミンとベニヤの下張りも酢ビで接着できるので、工場内環境改善、管理が楽になった。
・従来のプレスであれば、中腰作業が多く体への負担が多かったので、誰にでもしてもらうことができなかった。高周波機は程よい作業台高さなので、体への負担が無く、誰も嫌がらず作業ができる。
等々、良いお話ばかりお聞かせ頂ききました。
従業員さんの確保が難しい時代、作業者さんへの負担がなく、使いやすい良い機械の導入を心がけてられるそうです。
それでは工場を見学させていただきます。
大変広い工場です。
工場に入って驚いたのは若い方が多いということです。
若い方々が落ち着いた作業の中でもどんどん素早く加工されているのが目につきました。
工場長さんもお若く、且つ、家具建具一級技能士の免許を持たれ、地域の学校などで指導、木工の面白さを広める活動をされているそうです。工場内の雰囲気も明るく感じました。
高周波フラッシュ接着機BONDEX-15L型はこちらに設置されています。機械動画はこちらからご覧下さい。↓
http://www.vinita.co.jp/vinita_channel/
いろいろなサイズ、加工品を準備いただきました。
大きいものや小さいものサイズ違いのもの本当に単品流しで。
高周波接着機の得意とするひとつです。
こちらは片フラ製品。両面張り・片面張り気にせず接着ができます。
高周波加熱接着中です。30秒ほどすれば接着ができます。
接着剤の水分もこの段階で蒸発しますので、経次変化が最小限。
ポリ板のフラッシュ接着品での芯跡が出ない。
メラミンとベニヤの下張りなどのご説明をしています。
『生産にはまだまだ余裕があるので、加工仕事ご相談いただければ、何なりとご連絡ください』とのことでした。
本書ではビニター機ばかりご紹介しましたが、NC加工機なども種々の装置を導入されて工場の合理化をされています。
お忙しい中、工場見学、貴重なお話し、ご説明を頂きありがとうございました。
社長さんや若い方々からものづくりのいろいろなお話も聞かせて頂き、このようにして家具・住宅ができていくということがわかりました。大変勉強になりました。
ありがとうございました。
取材、編集 ビニターマン武長