昨日の夕刊に
『府と市合わせ東京に負けぬ財源』
『橋下氏、協議の方針』と出ている。
何のことかと中身を見ると、
府の管理職への研修会で、『広域的な行政と住民サービスのあり方について、府市の統合も念頭に大阪市の平松市長と協議していく方針を明らかにした』とある。
大体、こんな発想はいかにも目新しく、今までの政治家からは出てこない。
仮に発想としてあったとしても、周囲に気を使って発言などしないのである。
考えてみると、道州制はあたかも決まったように言われたりしている。
その一歩手前の段階みたいなものだから、こんな話は言われてみると、あっても別段不思議でも何でもないのである。
道州制は、中央集権からの脱皮だが、これは直ぐには出来ないから、言わしておけば霞ヶ関の中央は安泰であるとの官僚のヨミもあるとか誰かが言っていた。
もしホントに知事と市長がその方向で合意すれば、直ぐには無理でも、取り組みとしては具体的に進むと思う。
WTCビルへの府庁の移転を、「道州制も視野に入れて」と発言した、その一歩前段階の具体策としても面白いと思う。
これくらいのことをやれば、大阪も東京になめられずに西の大拠点の地位を復活できるかも知れない。
「それくらいの勢いで取り組みたいと語った。
そして6日の夜、やしきたかじん宅で平松さんと食事をしたことも明かしたという。
たかじんが吹きかけたのかも知れぬが、大阪らしくてざっくばらんなところがいい。
たかじんが一緒なら、どんな感じだったのかは容易に想像できる。
『橋下さん、また、ごっついことを』と思うが、
これくらい次々と、面白いことが出てくると末端も大阪から目が離せなくなるし、マスコミの注目度もさらに上がるであろう。
私も目を離さずに見守りたい。