昨夜、陸上の日本選手権をテレビで観た。ご覧になった方も多いと思う。
北京オリンピックの選手選考を兼ねた大会なので、出場選手の意気込みみたいなものが伝わってきた。
為末も速かったし、室伏も圧倒的に強かった。
既に世界のレベルにあり名を成している人たちの実力を見た感じである。
有名選手では末続が男子200メートルで新鋭高平に敗れた。
あっという間のあっけない幕切れだったが、これで高平の北京五輪出場は決まった。
末続は『また今度頑張ります』と言っていたが、チャンスはあるのだろうか?
最終の選考はどんな形で行なわれるのだろうか?
池田久美子もまさかの3位と報じている。
末続は実績があるので選考されるだろうと新聞には書いてある。
昨夜の圧巻は女子の1万メートルだった。
渋井、赤羽、福士の3人の8000メートル以降の攻防は凄まじかった。
いろんな陸上競技の競走も見たが、100メートルや200は一瞬に決まる。
長距離は大体最後は勝負が見えている。
そんな風に思っていたが、このレースは残り5周も息を呑むような接戦が続いた。
最後の100メートル50メートルにもドラマがあった。
渋井が制したが、その喜びはそのインタビューの言葉に如実に現れていた。
渋井さんおめでとう。
『僅かな差だから選んでもらえると思う』という2位になったママさん選手の赤羽選手。
是非、選んであげて欲しいと思う。
出来れば、福士選手も。
そんな風に思える1万メートルだった。