『ジェネリック』と言う名前は何度か聞いた。それを後発薬と日本名で言うとははじめて知った。
今朝の朝日に「後発薬普及進むか」と言う記事が載っている。
この4月から「後発薬を使用が不可」の場合にだけ医師がサインをするように変わったようである。
以前は「後発薬」を使ってもいい場合にだけサインをする仕組みであったようである。
丁度、逆にしたのだという。
どんどん増える医療費の削減対策で、薬代が安くなる。
国や患者の負担が減るということになる。
欧米の後発薬の普及率が50%~60%もあるのに日本は20%以下である。
これはもう少し、みんなが考えてもいい問題だと思う。
国など医療費全体を抑えたい立場からは、『推進』である。だから4月から変えたのだと思う。
医者の立場は、多分反対ではないだろうか?
薬代が安くうなると儲けが少なくなるという商売からの話、
多分新しい薬のほうが効くのだろう?効く薬を進めるのが医者の立場?
これは単なる私の推測だが、『後期高齢者』の問題でも診療費が安くなると言うことで反対する医者も多いと聞くのでそう思うのである。
医者の立場から、後発薬がいいと積極的に言える理由があるとすれば、それはどんなことだろう。
患者の立場から言えば、薬代が安くなることは負担が減る。
その薬の効力があまり変わらなければ、安いほうがいいに決まっている。
一般の薬屋で何かの薬を買うときに、『値段からみて』どのレベルの薬を皆さんは買っているのか?
私は『一番高い』薬は買っていない。『そこそこ』のものを選んでいる。
然し、医者では値段によって薬を指定すると言う『習慣がない』のである。
医者が言う薬を『貰ってくる』のが普通である。 『薬を買う』『薬を選ぶ』という意識はない。
医者に自分で薬など指定をすることは『普通では考えられない』のだが、
今、私が貰っている血圧の薬は『私の指定』なのでである。
特に、意識してそうしたのではなく、たまたまそうなっているのである。
経緯は、札幌の病院で貰っていた薬で『咳が出る副作用』があり、薬を変えてもらった。
札幌の病院には『くもまっかを手術なし』に治してもらったので120%の信頼があった。
その病院の先生の指定する薬にしたかった。
三木に戻ってから、かかりつけの医者はその薬は扱っていないと言うことだったが、頼んでそれにして貰ったのである。
頼めば何の問題もなくそれは出来た。
それが今、『後発薬』なのかどうかは知らない。
値段は家内の薬と比較して少し安いようにも思う。
そんなことで、医療費の高騰を避け意味で『後発薬の使用』はいいことだと思う。
それ以上に患者がこんなことを『考える』ことが意味があると思う。
ただ、後期高齢者と同じで『後発薬』というネーミングはもう一つである。
『ジェネリック』というカタカナのほうがイメージがいい。
事のついでに、『ジェネリック』を辞書で調べてみた。こんな記述である。
ジェネリック【generic】
1 一般的であること。共通していること。
2 (商標名ではなく)一般名。総称。
3 新薬の特許期間の切れた後に、他社が製造する新薬と同一成分の薬。
効能、用法、用量も新薬と同じ。
開発費がかからないため価格が安い。
ジェネリック医薬品。後発医薬品。ゾロ薬。→先発医薬品
効用も新薬と同じとは知らなかった。
これなら『ジェネリック』を指定するのがいいと思う。先発医薬品に対して後発医薬品と言っているようである。