世界記録を連発する英国スピード社製水着が話題である。

『スピード』というブランドの水着があることは知っていたが、それが英国製であるとは知らなかった。


スポーツに道具はつきものである。
靴などは、日本のアシックスなど海外の選手も使っている。
ゴルフの道具なども、これがよく飛ぶ飛ばないと話題になる。


どんな道具を使うのかを決めたり、その会社と契約するのは選手個人の意志だとばかり思っていた。

ゴルフなどは、それこそ国内海外メーカーの数も多く、
アマチュアでもどのメーカーのものにするかは関心事である。
なにか、口コミで人気が出るとどこかのブランドに人気が集中したりする。


然し、ホントにどれだけいいかはよく解らない。
仮にドライバーが少し飛んでもそれが直接成績には直結しないからである。


でも、水泳はタイム競技である。
それもコンマ何秒を争っている。
水着を着るだけで早くなるのなら、『それを使いたくない』と言う選手などいない筈である。

個人がある社と使用契約を結んでいるので使えない、と言うのは仕方のないことである。

何故、日本水泳連盟が日本のメーカーの水着を着ることを選手に押し付けるのか。
お金でそんな契約をしているのであろうが、そのころはこんな水着でタイムに差が出るなどということはなかったに違いない。


いろんな難しいことがあるには違いないが、この問題は選手の意思を尊重」すべきだと思う。
オリンピックは、選手個人の肉体能力を競っている競技で、道具の優秀性を競ったりはしていない。

国の名誉を背負ってもいるのだが、日本の水着を着て負けるよりも英国の水着で金メダルのほうがいいに決まっている。


水連も『何週間で』スピード社に負けないものを開発して欲しいなどという、『無理難題』をメーカーに押し付けずに、ここは水着の選択を選手の自主判断に任せるべきだろう。


日本のことだから、次のオリンピックまでには、世界一速いメイドインジャパンの水着が世に出るだろうと思っている。