JALの経営状況が昨今回復基調にあり、従業員に特別ボーナスも払うとか、
経営再建が軌道に乗っているようである。

昨年の2月だったか、JAL再生についての西松社長の話を聞いて、
『これは大丈夫いけるだろう』と思った。
<a href="http://blog.goo.ne.jp/rfuruya1/e/68bdc0da07d5b1439bff41e90d9bf597 ">こんなブログをアップしている。</a>


西松社長はこんな発表をしているのである。

『4300人の人員削減をする。
10年度の目標、営業利益880億円。
社長の給料を年収960万円にする。それは部長の水準である。
10年度までに復配する。
「結果が出なければ辞める」と受け取って頂いて結構。』


そして、その発表を見て私はこんな感想を持った。

『この発表はインパクトはある。人は一瞬立ち止まって振り返る。

「第一歩を成功の道筋の方向に踏み出した」と思う。
退路を断って、難しい目標を掲げ、苦難な道だが懸命に歩こうという決意表明は、人の心に訴えるものがあるはずである。』


まずトップとしての心意気やその態度には共感が持てた。
『はっきりとした意志表示をすること』は、トップのMUST条件だと思っている。
なかなかそれが出来ないトップが多すぎる。
能吏ではあったとしても、リーダーとしての基本的資質が欠けているのである

大阪の橋下さんが好きなのは、そんな資質があるし、西松さんにもそれを感じた。
まだ道半ばではあるが、LALはいい方向に進んでいる。


更に、JALの企業情報を見ると
企業理念や行動指針が明確である。
JALのブランド戦略にも真正面から取り組んでいる。

<a href="http://www.jal.com/ja/jals_brand/">JAL の企業情報の中にあるJALブランドについて</a>である。
数値目標だけでない、理念、姿勢がそこに感じられるのである。


数値目標や生産管理型の効率だけを追っかけることが多かった日本の社会も、
行政でも企業でもようやく、理念、ビジョン、ミッションが語られるような時代になった。
やっと世界のレベルになってきた。


一昔前なら『そんな金にもならぬことを』という感覚であった。
今でもそう思う人は多いのかも知れない。
ただ、リーダーーだけには、そんな『想い』を是非もって欲しいと思うものである。

そんな『想い』のある人は好きである。
小泉さんも、樋渡さんも、橋下さんも、西松さんもーーー。


私が永くお世話になった川崎重工業も田崎、大橋と世界を経験したリーダーが続いて、
今では<a href="http://blog.goo.ne.jp/rfuruya1/e/383f281b5c1728dc484e4bb26f1edbe5 ">『ミッションステーとメント』</a>を世に発表する企業の仲間入りをしていることはご同慶の至りである。