朝日の1面のトップに『二輪車ニ重苦』
「駐車場不足」「監視も強化」と出ている。
朝日に限らず大新聞のトップ記事が二輪車で飾られたのは初めてのことだと思う。
「昨年1年間の二輪車の駐車違反が全国で52万件にのぼり過去最多になった。
オートバイの駐輪場が乏しい中、改正道路法で民間駐車監視員制度が導入され、取締りが強化されたためだ。
都心部ではオートバイを手放す人も現れ二輪業界は危機感を募らせている。」
との野上英文記者の書き出しである。
「駐車場がないのに法律で駐車違反を規制」し、
「民間監視員が訳もわからず違反を摘発」したためにこんなことになった。
警察官なら上からの指示で、摘発をコントロールできるのだが。
こんな現状無視の法律で、都会の二輪車が特に東京などで打撃を受けている。
52万台の内東京だけで25万台、大阪、神奈川、京都、千葉の5件で9割を越えている。
二輪の業界に永くいたが、世界の中で二輪車のトップを行く生産国なのに、二輪車のイメージも二輪車に対する理解も最低の水準である。
二輪車は現代が求める機動性や利便性更にスポーツ的な要素を持ち、
これからの時代にあった 『省資源、省エネルギーの乗り物』 である。
二輪車の駐車違反など四輪のそれに比べてそんなに大問題であろうか?
東京の4輪が2輪に置き換わったら、渋滞などたちどころになくなるだろう。
ガソリン消費も地球温暖化にも貢献できるのである。
むしろ都会こそ二輪車の推進を図らねばならぬ時代なのに、全く逆の政策推進である。
朝日の記事も実態は伝えてはいるが、そこから先はダンマリを決め込んでいる。
この事態を憂慮している政治家もいる。
二輪業界に理解のある政治家たちが、二輪業界と組んで何とか改善を図ろうという動きもあるようだ。
先日は、次期総理にも名前の上がっている
<a href="http://blog.goo.ne.jp/rfuruya1/e/9c3e912f015d2a404df87df649937cec
">『小池百合子さん』が全国販売店連合会会長の『吉田純一さん』(吉田純ちゃん)と対談などもされていた。</a>
『二輪車はダメだダメだ』などと悲観などせずに、こんな大物の応援もあるのだから、
『新しい時代の乗り物』と胸をはって頑張って欲しいと書いたのは、つい半月ほど前である。
今度は『朝日の記事』
これも追い風に使うような、取り組みを是非やって欲しい。
日本と言う国は、 『流れさえ出来れば』 それに 『乗りやすい国民性』 である。
誰かが 『流れを造る動き』 をすべきだと思っている。
朝日は 『いい時期に、いい記事』 を書いてくれたと思っている。