橋下さんが知事になって3ヶ月経った。
3ヶ月で大阪は変わった。劇的な変わり方である。
4年の任期の半分ぐらいを準備期間のような感じで過ごしてしまう従来の行政と完全に『差別化』されている。
3ヶ月という短いと思われる期間でもいろんなことが出来ることを実証している。
企業でいう『パブリシテイ的』な手法で、マスコミが結果的に大いに追い風になっている。
武雄の樋渡さんもそうだが、『広報が解っている』人の強みである。
行政のリーダー諸氏もこんな手法を真似ればいいのだが、樋渡さんの言うように、『奇人、変人』でないとムリなのかなと思ったりする。
そういえば、小泉さんも『奇人、変人の典型』である。
<a href="http://www.asahi.com/politics/update/0502/TKY200805020340.html
">朝日に、渡辺哲哉、斎藤利江子記者 のこんな記事が出た。</a>
結構長い記事だが、抜粋並べてみてその感想を一言。
『幕開けでは観客の心をぐっとつかんだ座長公演。これからの筋書きは――』
座長が座長らしい主演ぶり、これからもオモシロいこと請け合いである。
『「まだ、かき乱しているだけ」就任3カ月の感想に 』
かき回す術さえ解らぬリーダーが殆どです。
『橋下知事の真骨頂は膨大な情報発信量。過激発言で議論を巻き起こすこともたびたびだ。 』
今の世の中と、末端の心理が解っている。計算も出来ている。
『プロジェクトチームと、との議論も全面公開。職員同士の議論の様子がその日のうちにニュースで流れた』
正直さと迅速性がウリです。それは末端に解り易い。
『積極的な情報公開の理由を「独裁者的な知事職を、民主的にコントロールしてもらうため」』
そんな気にさせる発言の巧みさ、流石弁護士出身。
『知事あてのメール数の多さ、連日100通近く最高記録は483通。』
この数は、確かに多い。関心度の表れか。
『ハイヒールリンゴさんは「私たちの声が届くような身近さがある」
デーブ・スペクターさんは「バトルが面白くてしょうがない」 』
庶民、末端はみんなそう思っている。
『知事になっても視聴率がとれる。朝日放送、生出演時に平均10.4%、「明らかな橋下効果」と満足顔。
マスコミも利用、知事も利用。
『の反響の大きさは政策への支持。分かりやすい言葉は若者世代の共感も。』
従来の政治家の言葉は、死語に近いと思います。想いが伝わらない。
『泉佐野市の市長を訪ねて「制度の変革は皆が関心を持っているこの時期を逃してはいけない」と語りかけた。橋下劇場の裏にはしたたかな計算ものぞいている。』
戦略的発想には計算は当然です。要は末端の心が読めるかどうか。
一言で言うと、『広報戦略の成功』である。
『広報』=PR=パブリックリレーション=『いい人間関係の構築』。
『広報』とは単に広く報ずることではないのです。
『広報戦略』が上手に出来る人は、民でも官でも成功する。
橋下さんも、樋渡さんも、東国原さんも、小泉さんもみんなそうです。
福田さん? まともすぎますね。 『奇人変人』とはとても言えません。