ただの新人ではないと、多田野の1勝を報じていた。
正直、『多田野数人』など聞いたこともなかったのだが、大リーグ帰り、甲子園、松坂世代などとあって、ちょっと調べてみたらこんな記事もあった。
『許した安打は、わずかに1本。初登板・初勝利を飾ったマウンドさばきに誰よりも驚かされたのは日本ハム・梨田監督ではないか。「メドは80球か90球。ある程度のピッチングはしてくれるんじゃないかな」という気持ちで、多田野を送り出したのだから。
緩急自在の投球がさえた。落差の大きなフォークと2種類のスライダー、そして100キロそこそこのチェンジアップで目先を変える。
立大卒業後に渡米。米大リーグで勝利投手になった(1勝)こともある立派な「元メジャー」。ただし米国でのキャリアは決して順調ではなく、5年間のほとんどはマイナー暮らし。
捕手の鶴岡とは、この日初めてコンビを組んだが、「アメリカでは(試合当日に)初めてバッテリーを組むことが珍しくない。その中で自分のスタイルを変えることなく投げられたと思います」。
「アメリカと日本とで、初勝利が2回できたみたい」という感激をかみしめるまでに費やした時間は、決して無駄ではなかった。』
他にもいろいろ解った。
この頃は何でも解るようになっているものである。
それにしても、今後どんなことになるのか注目して見たい。
下積みの苦労や経験は無駄ではないのである。
多田野は28歳だが、こちらは37歳伊達公子。
世界ランク元4位ではあるが、引退して長いし大丈夫かなと思っていたら、現日本3位を破ってしまった。
これはまた、驚きである。
これも経験か、素質か。いずれにしてもスポーツの世界は実力である。
勝つか負けるかである。二人とも頑張って欲しい。
ビックリするような話題であった。