福田内閣の支持率20%、民主と自民党の支持率が入れ替わったと新聞は報じている。

『行革は見送り、暫定税率ですか』という見出しの<a href="http://ohnishi.livedoor.biz/ ">大西宏さんのブログ。</a>

にこんな風に纏めてある。

『  緊急度と重要度のマトリックスがありますね。
そうやって整理してみると、緊急度が高く、重要度の低いことほど優先され、逆に重要度は高くとも緊急度が低いと先送りされるというのが世の常で、今の政治が陥っているのがこれじゃないでしょうか。
政策の優先順位に違和感を感じる今日この頃です。』

流石にマーケッテング的な分析で面白い。
確かに、重要度が高くても、目先の緊急度が低いと先送りされるのだが、
その結果が今回の内閣支持率に現れている。


実務を持っている、特に地方の行政などは暫定税率こそ緊急度が高いと判断されるのだろうが、それは錯覚かも知れないと思ったりする。

暫定税率を復活して予算を付けてみても、それは道路だけの予算でそれ以外に使えるわけではない。
今の現状で、幾ら地方でも今年道路工事をやらなければ破綻してしまうと言う理屈は、土建屋さんにだけ通ずる理屈であるような気がしてならない。


来年になれば、一般財源化でいけるというのも、よく解らない。


それにしても、ガソリン代は一挙に高くなったものである。
5年以内に1リットル200円になると想定する人も出てきた。
いずれにしても、大丈夫だと思う。

今までも、いろんな危機は過去にあったけれども、みんな何とか乗り切ってきている。
『人間の知恵』とはそんなものである。
つい、50年前までは庶民にとってガソリンなど無縁の存在であった。


危機感をあおって物事を進めようとするのは『賢そうな人』がすることである。
今の政治家がそんな『賢そうな人』に見えてきた。


『何がホントに重要か』 それを間違えずに、ことを運ぶべきである。
『末端はよく見ている、感じている』のかも知れない。