何かと話題の大阪府知事橋下さんが、府の広報特別顧問にタレント時代からご自身のマネジャ-としてメデイア対応をしてきた担当者を採用したという。


橋下さんは広報が解る数少ないトップだと思っていたが、この対応を見てこれはホンモノだと確信した。

情報は今の時代大きな経営の要素である。
行政においても、その価値は変わらない重要なものである。
どこの首長もその重要性までは指摘して、重要対策に挙げることまではするのだが、具体的対策は、予算の増加、人員増加などのピンボケ対策でお茶を濁してしまう。


武雄の樋渡さんはその本の中で、
「若し、トップがそういうことに苦手であったら、思い切り広報担当者に任せばいい。ただ、この手の担当はラインから外れそうな、あるいは外れた奇人、変人がいい。」
「広報課長が順送りと言うのはもってのほかだと思う。」とある。


私の住んでいる三木市は広報材料満載の町である。
その三木市と武雄市は人事交流などの提携を結んでいる。その市長の樋渡さんが、わざわざどこかのためにこう言ってくれているのである。


橋下さんも、そんな風に動いている。


三木の広報が、いつまでも回覧板のような広報であることは、
広報課の責任ではなくて対策が行なわれていないからである。
広報は専門分野であり、非常にハイレベルの独特の感性がない限り、努力では無理だと思う。

少なくとも私はそう思うし、樋渡さんも、橋下さんもそう思っている。
これはトップの判断で、直ぐ解決する。


広報はお金が掛かっている。
効果がないことをいつまでも続けるのは、今時の流行言葉で言えば「---の無駄遣い」と言うのだろう。