政治、行政の関係で、今私の関心事は、
大阪府政の橋下さんの対応と、福田さんの消費者行政一元化である。
どちらも、「現状の否定」、「発想の転換」と言う点で一致している。
だから、二つとも大賛成である。
まず、橋下さんに関しては、基本コンセプトが確りしている。
府政に望む熱意も充分である。
廻りで評論家たちが、言葉尻を取り上げての論評が賑やかだが、そんな風潮が現状なのである。
ものともせず、新しい大阪のイメージを創りあげるような活躍を期待したい。
橋下さんのほうは、あまり心配していない。
これは100%実現はどうかと思うが、方向転換現状否定からのアプローチは、間違いなく実行されるであろう。
これに対して、福田さんの消費者行政一元化のほうは、なかなか難しいだろう。
是非これもやって欲しいのだが、相手は官庁である。
知事と違って4年の任期がある訳でもない。
どちらかと言うと、短期政権と思われている福田政権でじっとしていれば元に戻るというようなところもある。
経済界も口では言っても、ホンネで末端消費者に真正面から取り組んでいるとは思えない。
まだまだ、生産者、供給者への視点が中心の世の中である。
中国餃子が、明治以来続いたこの体質の転換の糸口になったのだろうか。
黒船で時代が変わったように、中国餃子で視点が変われば面白い。