大阪府知事選、もう直ぐである。

隣の県で投票権もないのだが、全く野次馬の立場でこの数ヶ月ずっとその成り行きを見つめてきた。


東京都の選挙戦と比べて注目度も低かったのだが、橋下さんが立候補してこのところマスコミに取り上げられることも多くなった。

そのことだけでもいいことである。


3人の候補のマニフェストなども知らないし、好き嫌いでモノを言うのは不謹慎かも知れぬが、

個人的には是非、橋下氏に勝ってもらいたい。


橋下氏が知事になれば、マスコミの注目度も府民の関心も、それも大阪のおばちゃんたちの関心も間違いなく上がって、

府政が経済界や、土建屋さんや、えらいインテリのような人たちから庶民のレベルに戻ってくると思うからである。


大体、地方行政やや政治は、国と違ってそんなに難しいことを言わずに、従来の背だ行政の常識などに拘らずに、もっと新しいものを目指すべきである。

地方の時代と言われているが、それは、従来の仕来りを引きずったものではなく、新しい地方の時代であって欲しい。


そこに生活する「サイレントマジョリテイ」と言われる人たちへの視点が一番重要だと思っている。

そんな、無党派層や物言わぬ庶民などよりは、党だとかーー界を見つめて、或いは市民参画と称して一部の目立ちたがり屋の市民に目線を置いて政治をするので、おかしくなってしまうことが多いのだと思っている。




別に府政や市政に詳しいわけではないが、

そのまんま東が知事になった時に、思った感想やカンがあたったので 、今回も野次馬的庶民のカンで言っているのである。


府や、県や市のトップに座る人に求められるのは、学者や官僚の経歴や知識などではなくて、トップに相応しい人がいいのである。


どんな人がいいのか。

本田宗一郎、小泉純一郎、石原慎太郎、こんな人は好きである。

異論があるかも知れぬが、ノックさんもよかった。そのまんま東も違った意味のリーダーでいいと思う。

官僚出身者が多い割りにもうひとつなので、全体としては評価しにくいのだが、

そういえば樋渡啓祐さんも総務省の官僚出身である。勿論この人はいい。



橋下さんにはまた違った意味のリーダーの素質を感じる。


自分の意見をちゃんとお持ちである。

弁護士だから知識もあるし、話し言葉に説得力がある。

それでいて、運動部、それも名門の強い運動部出身者独特の、

年長者、先輩に対する処し方が身についていて好感が持てる。


会ったことも、話したことも、政策を詳しく聞いた事もない。

野次馬のカンだが、私なら橋下さんに1票を投じる。