夜中、部屋にガガンボがいるのを見つけました。


蚊を巨大化したような見た目の虫で、気持ちのいいものではないですが、蚊のように人を刺すことはなく、いわゆる害虫ではありません。


よく見たら足が1本ありませんでした。脆弱で、非常に足が取れやすいのです。


捕まえて窓から逃したかったのですが、細いから捕まえにくいし、間違いなく足が取れるし、そもそも触りたくない。

仕方なくティッシュに包んでゴミ箱へ。


無駄な殺生をしてしまったと、少し胸が痛んだ時に思いました。

こんなことで罪悪感を感じるなんて、私は偽善者だ、と。


コバエなら殺す。テントウムシなら助ける。トンボなら追い出す、もしくは捕まえて観察する。

小さいクモなら何もせず放っておくのですが、1番困るのはアシダカグモですね。ゴキブリを食べてくれる益虫なのですが、何せデカいし早いし見た目がキツい。何ならゴキブリよりキツい。

ゲジも益虫ですが見た目がキツい。殺すのすら嫌です。


害虫か益虫かだけではなく、見た目やサイズ感などで判断してしまう。人間とは、根源的に主観で差別をする生物なのかもしれません。


牛、豚、鶏は食べても、犬・猫を食べるのには抵抗があったり、動物を殺して肉を食べるのに抵抗があっても、植物は生で食べたりすり潰したりしても平気。


倫理観云々の理由をつけたがる人はいますが、そもそも非常に曖昧で、何となく出来上がったバランスでしかないと思います。そんなものに正義も悪もないだろう、と。

私はその辺の感覚が少し鈍いです。

ガガンボもカラッと丸揚げにすれば食えると思います。


先日、DB芸人数名が集まった時に「DB芸人の中で、誰かの肉を食べないといけないなら誰を食べるか?」という話題でそこそこ盛り上がったのを思い出しました。

何でそんなヤバい話になったのかは覚えていません。割と満場一致で決まったのですが、誰になったかは秘密です。全員で漂流とかしたら分かるかもしれませんね…