先日、上野の森美術館で開催中の「キングダム展」に行ってきました。
言わずと知れた人気漫画、古代中国の春秋戦国時代、秦の始皇帝たちが中華を統一するための戦いを描いた作品です。
現在61巻、中華統一への道は長く、まだまだ終わりそうにありません。
ハッキリ言って長い!が、熱い!
いろんな国と何度も大きな戦争が起きるのですが、毎回、これ以上ないだろってくらい熱く盛り上がり続けるのが凄いです。
今回、作者の原先生自ら、かなり気合を入れて全面監修されたそうで、漫画の熱が凝縮されたような、素晴らしい展示でした。
基本的に、キングダムのストーリーを最初から追いかけるというシンプルな構成。漫画をダイジェストで見ていくようなイメージです。
内容は40巻くらいまででしょうか、アニメでのみ見ている方は、ネタバレになると思います。
名シーンが迫力のサイズで展示されていたり、今回のために描き下ろされた絵も多数あり、新鮮に感動しながら見ることができます。2時間以上見てました。
あまり混み合わないよう、チケット予約の段階で入場時間が細かく分かれていたり、感染対策もしっかりとされていたのですが、意外と女性のお客さんがいるんだなーと思いました。
勝手ながら、完全に男向けの漫画だと思っていたんです。もはやそんな思い込み自体が古い考え方なんでしょう。
何故、キングダムが男の漫画と思っていたのか、というより女性は少し入りにくいのではないか、という理由はいくつかあります。
まず、画圧。
当然、自分のようなファンには、戦いの熱や迫力がダイレクトに伝わる素晴らしい絵なのですが、よく「バキやジョジョは絵がちょっと…」みたいな女性の声を聞くので、そこまでのクセはないにせよ、人によっては苦手だと思うこともあるかなーと思います。
あと、戦争なので、首や腕が飛ぶようなことは日常茶飯事です。
そして、キャラ数。
中国なので、ほとんどのキャラの名前が漢字2~3文字です。
これが相当、覚えにくいw
主人公サイドだけでなく、7つの国にそれぞれ、四天王的な、全国に名を馳せた将軍がいたり、さらにその下に強い部下が何人もいたり、とにかくたくさん出てきます。
もちろんそこが「まだ強い奴がいるのか!」とワクワクするところではありますが、油断すると、すぐどこの国の誰なのか分からなくなりますw
例えばですが、同じ家系で、蒙驁(もうごう)、蒙武(もうぶ)、蒙恬(もうてん)、蒙毅(もうき)といったキャラがいたりします。しかも全員、脇役などではなく、ちゃんと活躍するキャラです。
かといって超主役級かというとそこまでではなく、彼らくらいに活躍するキャラは何十人もいますw
いろんなキャラにスポットが当たるというのも、この漫画の魅力の1つですが、この辺りを何となくでも楽しめるのか、しっかり読み込んで楽しむのか、難しいところではないでしょうか。
あと、女性人気なキャラって誰なんでしょう。普通に魅力的でカッコいいキャラはたくさんいるのですが、飛び抜けて人気が出そうなキャラがよく分かりません。
やっぱり政?それか王賁、蒙恬辺り?李牧ではないよなあ…
こんな話ができる女子、募集!