2日遅れで「R-1グランプリ2021」を見ました。

賛否で言うと、否寄りの話を色々聞いた後に見たので、そこまで「うわぁ…」と思うようなことはなかったです。

出場資格が芸歴10年以内とのことで、初めて見る芸人も何人かいて、フラットというか新鮮な気持ちで見れました。


あらためて、ゆりやんレトリィバァという芸人は本当にすごいと思います。

お笑いの世界というのは、いまだにゴリゴリの男社会であり、女というだけで「女芸人」と括られてしまうわけですが、ゆりやんがやっていることは男であっても女でもあってもいい。性別を超えたところでお笑いをやっている数少ない芸人ではないでしょうか。


視聴率や、見たい側・出たい側の気持ちなどは置いておいて、今回、無理矢理にでも世代交代させたのはよかったんじゃないかと思いました。


本当に、芸人の数は増える一方です。やめないですから。10年仕事がなくても平気な人は、20年仕事がなくても平気なんですよw

なぜ仕事が来ないか?単純です。仕事ができると思われてないからです。

そんな中、R-1ぐらいは、前途ある若手だけに門を開いた番組であってもいいんじゃないかと。



2~3年くらい前から、「第7世代」という言葉が一人歩きして世間に浸透した感がありますが、これも結果的によかったと思います。


2~30年間、当たり前のように変わらなかった「お笑いとは/芸人とは」「こうあるべき」みたいなのが、「第7世代」という若者感・自由奔放感により、少しだけ崩れてきた気がします。

お笑い芸人って、自由なように見えて、意外と自由じゃなかったと思います。それは、芸人自身が「こうあるべき」で縛っていたんです。

何も考えず、「売れたい」「頑張ります」「何でもやります」という態度じゃないと好かれなかったんです。


もはや上の世代のやってることや価値観が絶対ではなく、下に対して「何やねんこいつら」「何がおもろいねん」みたいに思うことなんて古くてダサい、少なくとも私はそう思えるようになってきました。



そんな私も、もうすぐ40歳です。想像したこともなかった年齢です。店で流れてる有線の曲がほとんど分かりません。

昔に比べて、40歳になっても金銭的・精神的に余裕のない人が多いように思えます。なので私は、できるだけ余裕なフリをしていきます。何とでも言うがいい。


若さでマウント取ってくるような人は、年齢以外に誇れる部分がないんです。

女性に対して「劣化」などという見方をする男は、一生女性に好かれることはないでしょう。

楽しむ気がない人を楽しませようとは思いません。もっと立派な芸人のところに行け。


余裕とかじゃなくて、ただの嫌な奴かもしれない。R-1のことだけ書いて終わればよかったです!