TBS「水曜日のダウンタウン」に出させてもらいました。
といっても、ドッキリ的な検証のVTRに少し出ただけで、「出演しました!」と大きな声で言えるような感じではありませんが…

何の説かと申しますと、「そんなわけがない芸人でも情報番組からコメンテーターのオファーが来たら、身の程をわきまえず引き受けちゃう説」。

検証の結果、4人中引き受けなかったのは私1人だけだったのですが、どちらかと言うとそれが「偉い、カッコいい」みたいになっていたのが意外でした。もちろん、褒められて嫌なわけはないです。

現場では、断る意思を伝えた瞬間にカメラとスタッフが入ってきて、「何だと思います?」と言われたので、「もしかして…水曜日のダウンタウンですか?」と答えたのですが、それすら「そんなわけがない」と思いましたからね… オレなんかで検証しないだろ、とw
で、「何の説か分かりますか?」と聞かれたので、「売れてない芸人、大きなオファーが来てもビビって逃げる説…」みたいに答えました。ネガティブすぎる!

つまり私は、どちらかと言うと、自分の方が芸人としてはダメなんじゃないかと思ったんです。
確かにキャラや身の程をわきまえてのことではありますが、普通に考えたら、せっかくのチャンスなのにチャレンジしない奴。文字通り、裸一貫で挑んだザコシさんの方がカッコいいんじゃないでしょうか。

「ギャラはいいみたいです」と言われても、「いや、お金の問題じゃないです」と即答はできますが、別にカッコつけてるわけじゃないんです。

じゃあ何なのか?考えてみました。
「お金」じゃなくて、「楽」なんだろうな、と。

ただ単に、しんどい思いをしたくない、自分が楽しめる、人を楽しませることができるところにいたい、だけなんだと思います。

「月30バイト入った方が稼げるよ」と言われても、「いや、月20でいいです…」みたいな。「キッチンだけじゃなくて接客もできた方が時給上がるよ」と言われても、「いや、キッチンだけでいいです…」みたいな!

何ヶ月も休みなく働いてたんまり稼いだところで、使う時間もなければ羨ましいとは思いません。何かに追われているわけでも誰かを養ってるわけでもありませんし。

2000年以降、10年おきくらいにテロ、大地震、未知のウイルスと想定外の事態が起きていて、「何かあった時のために…」みたいな心構えすら、甘いというか意味がないように思えます。
せいぜい水やトイレットペーパーを買い占めてより世の中を混乱させるだけです。

無駄に話のスケールを大きくしてしまいましたが、私にとっては、自分の利益ばかり考えないことが結果的に自分の利益になっている、みたいなことなんだと思います。

「売れたい」と言ってるだけで、具体的なビジョンもプランもない芸人を嫌というほど見てきました。まず何も売ってないんです。
そういうのがダサいと思うから逆の感じを出している、という意味ではやっぱり私のスタンスはカッコつけているのかもしれません。

そういうのも踏まえた上で、まだ「カッコいい」と思ってくれる巨乳のギャルの方がいたらご連絡ください!