ピンネタNo. 1を決める「R-1グランプリ2021」の開催が発表され、今回から参加資格が芸歴10年以内になった、との事です。
後、地味に「R-1ぐらんぷり」から「R-1グランプリ」のカタカナ表記に変わったそうです。

これは芸人内ではなかなかの衝撃ニュースだと思います。もちろん、カタカナ表記になったことがではありません。

個々の芸歴なんて、お笑い好き以外は知らないし興味もないことでしょうが、芸歴10年以内の芸人というのは思ってる以上に少ないです。

「芸歴○年」と「○年目」で微妙に違ったりするのですが、DB芸人で言うと、私とアイデンティティが15年、BANBANBAN山本さんが17年、橋山メイデンが13年、スタジオカドタが12年、すでに参加資格はございません。
かなり後輩の方であるTEAM近藤で10年、いわゆるラストイヤーです。
りかっちこと、田辺んジョニーの芸歴は知りませんw 10年以内なのは間違いないと思います。

今回の改定によって、真剣にR-1優勝や決勝進出を目指していた芸歴11年以上のピン芸人は、予告もなしにいきなり目標を失ったことになります。これをきっかけに芸人自体辞める人も出てくるんじゃないでしょうか。

芸人内では面白いと言われているのに、長いこと日の目を見ることがなかった中堅芸人が一夜にして大逆転、みたいな感動はなくなるでしょうし、シンプルに出場者が減ることによってレベルが下がるのは間違いないでしょう。

といっても私個人は、もう3年ほど出ていないし、決勝を見ても気持ちが昂ることがなくなり、ライブが激減した今年に至ってはピンネタ自体ほぼ作ってないような状態なので、特に思うところはありません。
R-1ありがとうとも、ふざけるなとも思いません。

「ニュースター発掘」が目的ならいいと思いますし、夢にすがって10年以上チャンスや仕事を待つだけだった人も、自ら色々考えて動くいい機会になるんじゃないでしょうか。何を偉そうに。


ただ、前半にも書いたように、芸歴なんてものは一般の人からしたらどうでもいい情報なのに、何故こうもお笑い界というのは芸歴を重視し、それを表に出すのでしょうか。アイドル歴○年、声優歴○年とかほとんど聞かないのに。

先輩後輩だって本来、内部でちゃんとしてればいいだけの話です。
特に吉本は、芸人だけでなく、社員や作家も一緒くたにして年数で上下関係を付けたりします。
私は今のところ、マネージャーも含め社員にタメ口を使ったことはありません。上だ下だと判断することすら面倒くさいからですw
そして、ベジータに先輩後輩の概念は通じません。

こんな暗黙のルールすら無視して、ネタも作っていない私はもはや、アマチュアなのかもしれません。アマチュアは出れるらしいですよ!