突然、銀行から電話がありました。
「よろしければご預金の運用のご相談をさせてください」みたいな内容。
これも営業の電話になるんですかね?

クレジットカードすら作らず、GoToキャンペーンの使い方すら分かってないような情弱なので、普段ならガッツリスルーするのですが、最近、どんどん世の中に興味がなくなってきてることへの危機感が出てきたので、少しでも知らない世界の話を聞いた方がいい、などとたいそうな理由を付けて、話だけでも聞きに行くことにしました。

予約した時間に銀行に行くと、個室に案内される。
何か金持ちになった気分だなー、などと思っていると、担当者の方が「お会いできて嬉しいです、いつも見てます!」と。

え…?知ってたの…?

外貨預金や保険など色々説明してくれるのですが、「知ってるから連絡してきたなんてことはないよな…」などと勘繰ってしまい、ただでさえ情弱な頭に入ってきません。そしてたまに混じってくる私R藤本への質問。

そんなものはお客とのコミュニケーションの一環、何ならサービストークなのかもしれませんが、こちらは携帯番号、住所、預金額まで知られている状態であり、この人がファンであればあるほど、何か気まずい。

「じゃあよかったらLINEでも!」などと平気で言えるくらいネアカであればいいのですが、やはり私は陰気な人間であり、とにかく普段、スイッチを切った状態はノリが悪いというかテンションが低い。
「GuuGooチャンネル」というYouTubeをご覧になられてる方は分かると思いますが、テンション低いでしょう?アレでさえ、1~2段階テンションを上げて臨んでいるんです。

タクシーでも飲食店でもそう、こちらが知られてるとなると、ちょっとばかり立場が逆転するんです。

もちろん、「オレは客だぞ」みたいな非常識な態度を取ることはありませんが、少なくとも知られてない状態であれば、私はただその時間内でサービスを受ける側、たくさんいるお客の1人でしかなく、何の印象も残らないはずです。

ですが、「R藤本さんですよね?」となった時点で、多少なりとも興味を持たれ、普段通りにしてるだけで「テンション低かった」「オーラ0」「全然ベジータじゃない」などと評価の対象になる可能性が出てきてしまう。

エロい店なんて行った日には、オッパイを見ているつもりが逆に「オッパイを見ているR藤本」を見られることになるわけです。
「へっ、きたねえ胸だ!」などと言い出した日には、どっちがサービスしているのか分からなくなるのです。

これはもう、私の普段の過ごし方というか考え方がダメなんでしょう。
せめて普段からGuuGooチャンネルくらいのテンションで過ごすべきなのかもしれません。

テンションが低いとは言え、カイジやバッファローマンのようなネアカな人といるのは苦ではありません。むしろこちらも相対的にテンションを上げないといけないというか、まあ芸人であるからこそ無理なく合わせられるのかもしれません。キャラ名じゃなくて芸名で書けや!

けっきょく、銀行では1時間ほど話を聞いただけで終了。

いい年してお金や将来に興味がないという、話し甲斐のない相手だったことでしょう。
「本日はお忙しいところありがとうございました。またご連絡いたします!」

また電話くるの!?